2023年7月31日

  • 在学生

経営情報学部 経営総合学科 4年 山本さくらさん

山本さんメイン

プロフィール

山本 さくら(ヤマモト サクラ)さん。経営情報学部 経営総合学科4年。岐阜県立岐阜農林高等学校出身。趣味はカフェ巡り、アニメを見ること。地元にあるカフェのテラス席から見える景色に癒やされながら友人とおしゃべりすることが至福の時間。

中部大学を選んだ理由

山本さんお話中

「兄が中部大学の応用生物学部に通学していたこともあり、大学の話はいろいろと聞いていて、私も進学先として考えるようになりました。経営情報学部を選んだのは、通っていた岐阜農林高校 流通科学科の授業がきっかけです。野菜や果物の栽培など生産に関するコースと、収穫した作物を販売する販売実践のコースがあり、私は特に販売の方に興味を持ちました。どのように工夫したらもっと売り上げを伸ばせるかを考えることがとても楽しく、より専門的に学びたいと思うようになり、経営情報学部を志望しました」

学科での勉強内容

山本さん勉強中

「経営情報学部は経営・情報・会計・経済・法律など多くのことを学びます。私は簿記に関する資格取得のために『工業簿記論』『原価計算論』『上級簿記論』『株式会社会計論』を学んでいます。これらを学ぶことで、会社の財務諸表を見れば、その会社の経営状態を把握することができます。他にも『広告論』の授業では、顧客満足度を上げるための促進活動である広告の種類や機能、効果的な戦略方法などを学びました。

趙偉教授(経営総合学科)のゼミでは『アントレプレナーシップ』について学び、実際に自分たちでビジネスプランを考案しています。学科の授業は知識のインプットが中心ですが、このゼミでは必要な情報を自ら動いて調べたり、プレゼンテーションの練習をするなど、情報収集力やコミュニケーション能力が身に付きました」

2つのビジネスプランコンテストで受賞

「ビジネスプランコンテストとは、参加者がビジネスプランを作成してプレゼンテーションを行い、新規性や独創性、実現可能性などの観点から優れたビジネスプランを掘り起こすものです。ゼミのメンバーとペアを組み、ビジネスプランを考案して発表した結果、2022年度に2つのコンテストで賞を得ることができました。

私たちが考案した『視覚障がい者支援アプリ Dot checker』は『視覚障がいのある方が点字ブロック(視覚障がい者用の歩道やプラットホームに敷く、突起の付いた板)の修復・撤去の依頼をいつでも・どこでもアプリから簡単に行うことができる』というもので、例えば破損している点字ブロックをカメラで読み取ると、自動的に役所に連絡が行き、修復してもらえるというものです。このビジネスプランを作るにあたって、実際に視覚障がいのある方にアンケート調査を行い、役所に電話で取材をするなど、多くの方に協力をしていただきました。また、このビジネスプランをもし実現させるとしたら、そのための予算はどこから捻出するかなど、より具体的な経営シミュレーションも考えました。情報収集量や実現可能性が評価され、三十三銀行主催のビジネスプランコンテストでは『最優秀賞』を、ICTビジネス研究会主催のビジネスプランコンテストでは東海大会に出場し、『SDGs賞』を受賞することができました。ビジネスプランコンテストに向けて約10カ月の準備期間があり、その間、何度も先生やゼミの仲間とディスカッションを重ねながらプランを練り上げてきたので、とても感謝しています」

山本さんビジネスプランコンテスト
三十三銀行主催のビジネスプランコンテスト2022で最優秀賞を授賞(左が山本さん)

コモンズサポーターの活動

「人前で話すことが苦手な自分を変えたい、何か新しいことに挑戦したいと思い、3年生から学内のインターシップである『学生サポーター(コモンズサポーター)』として活動しています。コモンズサポーター主催の企画『コモンズカフェ』や『法律カフェ』では司会を務めたり、大学周辺の飲食店を紹介する『ちゅうぶらり』では動画撮影を担当しました。ビデオカメラを使用して動画を撮影するのは初めての経験で、最初は遠慮がちに撮影していたのですが、お店の方が『もっと近くで撮影していいよ』と声をかけてくださり、うれしかったです。また、毎月1回行われる全体会議での司会や議事録係、パワーポイントでの資料作成など多くの経験を積むことができました。コモンズサポーターの活動で得られたものは、行動力・文章力・企画力など多くありますが、特に人前で話す力が付いたと思います」

大学生活最後の1年を悔いなく楽しみたい

山本さんプロフィール写真

「今は卒業論文のテーマとして、就職先を研究対象とし、特に製品需要の変化をフォーカスし『組織の環境適応』というフレームワークにおいて、環境の変化に対して組織がその構造・プロセスをどう対応・変化させて有効性を確立するかについて研究しています。卒業までに計画的に進め、納得のいく形に完成させたいです。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まった年に入学し、思うように大学生活を楽しめなかったことも多々ありますが、最後の1年はたくさんの思い出を作って、悔いなく楽しみたいと思っています。11月には大学生活最後の大学祭があります。コモンズサポーターのメンバーたちと模擬店を出店する予定なので、今から楽しみにしています」

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