2023年7月13日

  • 学術・研究

恵那の食文化を紹介するブックレットを出版

環境保全教育研究センターの食文化ユニットの山中由実助教(応用生物学部 食品栄養科学科)山下紗也加助手(応用生物学部 食品栄養科学科)、小川宣子客員教授が中心となり、岐阜県東農地域の食文化を紹介するブックレット「食べよまい 恵那の手しごと 土しごと」(以下ブックレット)を出版いたしました。

恵那郷土料理紹介ブックレット「食べよまい 恵那の手しごと 土しごと」(2023年3月発行)※一部を抜粋したもの

ブックレットはカラー刷り全21ページで構成されており、恵那の多様な食文化の一端が一目で分かる内容になっています(下図参照)。具体的には、からすみ、紅ウド、朴葉寿司など計8種類の伝統的な食材や料理について、調理法とともに食文化や風土、栄養価などを紹介しています。制作にあたり、約2年間、恵那市の食生活改善推進委員をはじめとした恵那市役所農政課の皆様にご協力いただきながら、地域の方々へ食材の歴史や食材に対する思いに関して聞き取り調査を行い、伝統料理については実際に調理しながらレシピを作成しました。

ブックレットより「朴葉寿司」のページ
ブックレットより「朴葉寿司」のページ

なお恵那市公式ウェブサイトにて、牛田一成教授(応用生物学部長、環境生物科学科、環境保全教育研究センター長)ら5名が恵那市長にブックレットの出版報告を行った際の様子が紹介されました。

中部大学が恵那の郷土料理を研究、ブックレットを出版(恵那市公式ウェブサイト)

今後ブックレットは市内の小中学校に配布される他、伝承講座などの講座や教室で活用される予定です。また現在は五平餅やこんにゃくなどを紹介するブックレット出版の準備を進めています。