父母インタビュー

【2020年1月10日】

このインタビューは、「父母との集い」(2019年11月9日・16日)に出席された方からのお話しをまとめたものです。
ご協力ありがとうございました。

※学部学科学年は取材時のものです。

お知らせ

    ◆国際関係学部 国際学科1年生のお母様

    大学に足を運ぶとわかることがたくさんあります。

    大学について知ることが、子どもとの会話のきっかけになると思い参加している「父母との集い」。息子は1年生ですが、上の子も通っているので今回で3回目の参加です。今日は、国際関係学部の少人数制の学びや留学のこと、また学部独自の留学先があることなども聞くことができました。留学は長期が難しければ短期でも行ってほしいという思いもあるので、息子と相談してみます。学部が違えば建物も違いますから、どんな環境で学んでいるかがわかりましたし、先生のお顔を拝見でき、専門分野も知ることができましたので、この情報をもとに話ができそうです。息子はいろいろなことに興味を持つのが良いところですが、広く浅いことが難点です。でも、所属する学部の特徴でもあるさまざまな国のことを学べるという点では、そうした好奇心が役立つでしょうし、息子の性格には合っているかもしれません。卒業後に進みたい道は決めているという息子。キャリア支援課がサポートするので早めに声をかけてくださいと教えていただけたので、将来に向けてコツコツと頑張ってもらいたいと思います。この後は、息子に美味しいと勧められた唐揚げを学食で食べるつもり。紅葉もきれいですから学内を散策してから帰ります。

    ◆工学部 機械工学科1年生のお母様

    最近の社会状況を把握できる機会。いい勉強になります。

    学科説明会では、実験や実習をしている様子の写真を見ながら話を聞けたので、息子がどのように学んでいるかを想像することができました。就職についても就職率や就職先の企業名もあげていただいたり、入社後の離職率の話などの最近の動向などを聞いたりすることができました。私がしている仕事では最近、グループワークや意見交換の場が多くなっています。また、説明会では、企業の方が採用にあたって人間力を重視しているというお話がありました。昔は資格があると有利と聞いていた時代もありましたが、大学の理念、「あてになる人間」のように、最近では人間性やコミュニケーション力が求められているようですね。大学生になると子どもの生活がわからなくなるという話をよく聞きますが、このような場を継続して設けてくださることで子どもの様子がわかりますし、上の子の時代とは社会状況も変化していますから、情報を更新する良い機会になっています。私にとって、「父母との集い」は勉強の場。定期的に広報誌も送ってくださるので大学を知ることができています。

    ◆工学部 都市建設工学科2年生のご両親

    自ら考え、行動できる力を学生の間に。

    昨年までよかったことが今年は悪くなる、そんなことがあり得るほど変化のスピードが速い昨今。大学を取り巻く社会状況も含めた話を聞きたいと思い、「父母との集い」に参加しました。昨年は、このような機会が夏休み前にはあるだろうと思っていましたが、開催されたのは11月。大学について知りたいと思いながら、やきもきして過ごしたのを覚えています。大学生にもなれば本人が自分で決めて行動していくことが一般的です。でも、親としてもいろいろな情報を欲しいと思っているのが本音。ただ、あまり関わりすぎると過保護になってしまいますし、最終的には自分で決めていかなければなりません。そんな葛藤もありながら、息子には、自ら考え、自ら行動できる力を身につけてほしいと思っています。たとえばイベントがあれば運営側を担当してみたり、ボランティアとして参加したり、自分から積極的に参加できるようになるといいですね。就職してしまうとなかなかチャレンジできません。時間がある今のうちにいろいろなことに目を向けてほしいと思っています。

    ◆経営情報学部 経営総合学科1年生のお母様

    入学してから急に高まった行動力に驚いています。

    成績が気になって個別面談に申し込みました。いただいたのは、1年生ですのでもう少し長い目で見てもよいのでは、というアドバイス。ゼミの先生ではないけれど、1年生でも担当の先生がいらっしゃることを知れたのはよかったです。高校生までは、何もないと家でゴロゴロして過ごすような息子。ただ、入学してから大きな変化がありました。大学生で初めてアルバイトを始めたのですが、自分で泊まり込みのアルバイトに一人で申し込んだり、今まで外国に興味がなかったと思っていたら、中国なら自分でアルバイトしたお金で行けそうだと話してくれたり。急にどうしたの?とこちらが驚くほどの変貌ぶり。友だちと一緒でなくても、自発的に行動する力があるんだなととても感心しています。理工系で技術を身につける学科ではないため、そういった行動力が就職に結び付けられるといいですね。4年間という時間をどう使うかはとても大事なことです。この行動力を生かして、社会で生き抜く力を身につけていってくれることを願っています。

    ◆現代教育学部 現代教育学科1年生のご両親

    教職を目指す息子にぜひ経験してほしい報酬型インターンシップ。

    入学してから夏休みくらいまではずっと、大学生活に慣れることで精一杯だった息子。現代教育学科の授業の準備に必要な画用紙やリコーダーなどの道具を買い揃える際には、しばしば車で一緒に出掛けて手伝いました。その際に大学での様子を聞くと、授業や学習支援のボランティア活動には一生懸命に取り組んでいるようです。まだ、アルバイトはしていません。夜遅くなる飲食業で働くことに私たちが反対しており、アルバイト先がなかなか決まらないからです。今日は、たまたま「父母との集い」の全体会で、報酬型インターンシップの存在を知りました。資料を見た限りでは、就業体験先は主に製造業や小売業。教職に直結するようなインターン募集はないかもしれませんが、学校以外の仕事を知っておくことは、先生になったとしても役立つのではないでしょうか。不言実行館で就職相談や学生生活相談を受け付けているそうなので、今から行っていろいろ聞いてみようと思います。

    ◆現代教育学部 現代教育学科2年生のご両親

    大人として認め、大人として接しながら精一杯の応援を。

    息子との会話は多い方だと思います。大学では、友人に恵まれて楽しい毎日を送っているとのこと。教師になることを目指して授業にも真面目に取り組んでおり、「これ、どう思う? 」と、作成した学習指導案を見せてくれることもあります。過去には反抗期もありましたが、大学入学を機に一人の大人として接するようになってから、親子の関係が変わってきました。自分のことは自分でするという自覚が出てきたので、アドバイスだけはしますが、なるべく本人の意思を尊重して見守っています。大学2年も後半に入り、本格的に教員を志すか、一般企業へ就職するか、決めなければならない時期になりました。教員採用は狭き門。厳しい教育実習に息子がついていけるかどうかが心配ですが、本人が覚悟を決めてやると言うなら、応援したいと思っています。社会に出るまでの狭間のような大学時代にしかできないことに挑戦し、多くの経験を通して沢山の人に出会い、卒業しても続く交流関係を育んでほしいと願っています。

    ◆生命健康科学部 保健看護学科2年生のご両親

    国家試験に向けた厳しい勉強の道のりを支えたい。

    中学時代から一途に看護師を目指している娘は、予習に復習にレポート作成にと、毎日の勉強を頑張っています。チャレンジ・サイトの一環である看護系のボランティアにも精を出し、将来に役立つ経験を重ねている様子を頼もしく感じています。ところが今日、「父母との集い」の学科の説明会に参加して、これでもまだ頑張りが足りないことがわかりました。看護師国家試験に向けた追い込みでは、1日に12時間の勉強が必要になるとのこと。その厳しさに耐えられるように、今から勉強の仕方を確立していかなければなりません。今日は帰宅したら、「今のやり方で大丈夫かどうか見直してみたら」と娘に提案してみるつもりです。私たち親が代わりに勉強してあげることはできませんから、せめて通学の送り迎えをして時間を有効に使えるようにサポートしていくつもりです。中部大学には、このまま高い就職率をキープし続けていただくことをお願いしたいです。

    ◆応用生物学部 環境生物科学科2年生のご両親

    息子の今後を考える大切な機会だからこそ大学に期待したいこと。

    現在2年生の次男の今後について、家庭でもきちんと考えておきたくて、「父母との集い」に参加しました。長男の大学時代には、「大丈夫、大丈夫」と言う本人の主張を鵜呑みにし過ぎて親として反省することが多かったので、今日は個別面談にも申し込みました。ゼミ担当の先生のお話では、成績が良ければ志望する研究室に所属できる確率が高くなるため、もっと勉強を頑張った方が良いとのこと。実験系の研究がしたいのか、フィールドワークに興味があるのかすら、把握できていないので、本人に確かめたいと思います。ところで、今日の応用生物学部の説明会は、他学科と共同だったので少し物足りなく感じました。同じ学部とはいえ、管理栄養士を目指す食品栄養科学科と、動植物が好きな次男が学ぶ環境生物学科では、内容が異なりますから。特に就職先については、データ以上の情報を知りたいです。食品会社に就職したとしても、営業職なのか研究職なのか製造職なのかで働き方は全然違います。就職実績だけでなく、実際に卒業生がどのような職種で活躍しているのか、もっと詳しいお話が聞けるとうれしいです。

    ◆応用生物学部 応用生物化学科1年生のご両親

    案内してくれた学生ボランティアに感心しました。

    息子が普段どのようなところで学んでいるのか知りたくて、「父母との集い」に参加しました。昨年から、応用生物学部の学部説明会では、学部の施設を先生が案内してくださっているとのこと。実験室のさまざまな設備を紹介いただいていると、テーブルにわが子の名前を見つけて、「ああ、ここで学んでいるんだなあ」と実感しました。説明会終了後は、学生ボランティアによる「おもてなしキャンパスツアー」に申し込み、コンピュータプラザやウェイトトレーニング室、洞雲亭など、一通り見学を楽しみました。民族資料博物館の展示品の充実ぶりはすごいですね。学生ボランティアの皆さんもしっかりしていて、感心することしきり。加入したきっかけを1年生の学生ボランティアに聞いてみると、「就職活動時に履歴書に書けるような活動をしておきたいという思いから始めたけれど、実際にやってみたら、どんどん楽しくなってきました」と教えてくれました。今、息子は学業とアルバイトに対する熱の入れ方が半々くらいで、課外活動は何もしていない様子。動機にこだわらず、とりあえず何か一つ始めてみるのも良いのでは、と思いました。

    ◆生命健康科学部 保健看護学科1年生のお母様

    娘の学びと私の仕事、共通の話題で会話ができる喜び。

    飲食店でアルバイトをしている娘から、試験のときに休みを取りたいと言うと店長が不機嫌になるという話を聞いていました。休めないなら辞めようかなと話していたところ、全体会の学生生活の話でブラックバイトについての説明があり、学外の問題にも大学が相談に乗ってくれることに心強さを感じました。このようなアルバイトに加えて大学での様子も話してくれるので、家での会話は多いと思います。娘は看護の勉強中ですが、私が介護の仕事をしているので、患者さんをベッドから車椅子へ移乗する方法について話したり、私が体験した利用者さんへの対応などを話したりすることがあります。生活援助についても教科書を見ながら、実際はこうだよと話すなど、親子間で共通の話題があるのは楽しいです。卒業して社会に出るといろいろな人がいます。どんな場面でもコミュニケーションが取れるようにきちんと人間関係を築いて、さまざまな苦労にも対応できる強さを身につけてほしいですね。でもまずは国家試験に合格することが一番。本人の希望にまかせてはいますが、看護師寮に入ると夜勤にも対応できるという話もしていて、親としては少し心配しています。

    ◆人文学部 日本語日本文化学科2年生のお母様

    人の嫌がることも率先してやる娘を応援しています。

    2年後の就職に向けてこの先どのような準備をしていけばよいのか、親としても知っておいた方がよいと思い参加しました。全体会で概要を聞けましたし、学科説明会でもパワーポイントを使用して説明してくださいましたが、学科説明の内容が盛りだくさんで、資料を配付していただけるともっと良かったなと思いました。大学では課外活動でボランティアに参加している娘。いろいろなことに首を突っ込むのが好きなようで、話し上手ではないけれど、人が嫌がるようなことでも自分から率先してやっています。そうすることで自分の時間がなくなるとか、辛いから嫌などとは言わずにとりあえずやってみようと一歩踏み出すところは褒められる点です。そうした経験を通して、コミュニケーション力を身につけていってくれると嬉しいですね。親が介入する年齢ではなくなってきているので、私自身は娘のことにあまり首を突っ込まないように気を付けて遠目で見守ろうと思っています。

    ◆生命健康科学部 作業療法学科1年生のご両親

    生きていくため、人のためになる仕事に就いてほしい。

    息子はあまり学生生活について家では話さないので、大学を直接見に行こうと思い参加しました。いつもの平日の雰囲気まではわかりませんでしたが、どんな環境で、どのような先生に教わっているのか、また、気になっていた出席状況や成績についても知ることができてよかったです。個別面談で聞きたいと思っていたことも、面談をする前の全体会や学科説明会で話してくださったのでよくわかりました。息子が所属しているのは、作業療法士になるために選んだ学科。ですから国家試験に受からなければなりません。大学に受かったことで安心してしまわないように、資格取得という目標を達成し、社会で生きていくため、人のためになる仕事に就けるよう頑張ってほしいなと思っています。専門的な学びについては大学に委ねるしかありませんが、今日の説明会や個別面談を通してカリキュラムやサポートの仕組みもわかりましたので、引き続きよろしくお願いいたします。

    ◆応用生物学部 応用生物化学科2年生のご両親

    学業とクラブ活動の両立を頑張る息子へエール。

    昨年、「父母との集い」に参加したときのアンケートで、学生が研究に取り組む環境を見てみたいと書きました。その要望を受け入れていただけたのか、今年は研究室を見られるとのこと。でも結局、面談希望者は参加できないという残念な結果になってしまいました。その面談で聞いたのは、大学院への進学について。どんな準備をいつ頃から始めればよいのか、試験では英語が必須というアドバイスをいただくなど、詳しく教えていただけました。今の時代はプレゼン力が求められていますので、発表や表現する力も身につけてほしいですね。クラブ活動に夢中になっている息子は、家での会話の9割がクラブの話。部長としての役割を全うするため試行錯誤しながら頑張っているようです。社会に出れば知識だけでは生きていけません。人を動かしたり、人にどう協力したりするかといったことも必要な力。組織をまとめるという部長としての経験が今後の役に立つといいですね。昨年の情報に加えて、新しい情報も聞くことができた「父母との集い」。来年も学年に合った話が聞けるのであればぜひ参加したいです。

    ◆応用生物学部 食品栄養科学科1年生のご両親

    先生の講演を学生気分で聞くことができました。

    学部説明会で、この先どんなことを学んでいくかを細かく説明してくださり、娘と会話をするための情報をいただくことができました。インターンシップの話も気になったように、大学では学科の学びだけでなく、いろいろな体験をしてもらいたいと思っています。入学後、大学祭実行委員会に入り、本番当日に向けた準備で忙しく過ごしていた娘。大変そうでしたが、先輩や仲間との関わりを通して何かを得たのではないでしょうか。本人は学生生活に慣れることが第一で、まだ就職については話し合っていませんが、自分のやりたいことを見つけようと頑張っていると感じます。今日は食品栄養科学科の先生による講演会があり、娘が所属する学科の先生で、栄養に関する内容ということもあり、聞いてみることに。とても身近な内容で、あらためて規則正しい生活やバランスのとれた食事の大切さを感じることができました。こうして大学の先生の話を聞く機会はなかなかありません。娘もこんな風に勉強しているのかなと思いながら、私たちも学生になった気分で聞いていました。

    保護者の方