これまでの歩み
本学は、1991年11月に自己点検・評価準備委員会を設置して自己点検・評価に向けて諸準備を行い、1993年4月に自己点検・評価委員会(委員長:学長)と改組、以後、同委員会を中心に本学における教育・研究活動の自己点検・評価活動を推進してきました。
2000年9月には、同委員会による「1999年度 自己点検・評価報告書」を刊行し、学内外に公表しました。その後、2004年8月に「2003年度 自己点検・評価報告書」を、2013年6月には「2012年度 自己点検・評価報告書」を刊行、また、2007年7月、2014年6月には大学機関別認証評価の受審資料ともなる「中部大学自己評価報告書」を作成し、公表してきました。
2008年以降は、2007年に受審した大学機関別認証評価における改善向上方策に係る諸活動について毎年評価・点検を行ってきましたが、2016年3月、内部質保証体制を充実させるために、自己点検・評価委員会の下、自己点検・評価あり方検討WGを設置して検討を重ね、2017年11月7日開催の同委員会を経て、11月15日開催の大学協議会において自己点検・評価実施要項を同日付けで施行し、2018年度に行う2017年度の自己点検・評価から実施することが承認されました。
自己点検・評価の実施概要
大学全体および各組織、部署における自己点検・評価は、公益財団法人大学基準協会の「点検・評価項目」に準拠し、大学独自の項目を追加して行っています。点検・評価項目は、毎年度実施する年度点検項目と3年に一度実施する点検項目に区分しています。
また、各組織、部署による自己点検・評価の結果に対しては、原則として3年に一度ピアレビューを受審する体制を構築しています。
そして、これらのことを実施するために、学内の各組織を大きく3つのグループに分けています。それぞれのグループは、年度点検項目を自己評価し、他のグループのピアレビューを担当するグループ、該当する全ての評価項目を実施し、ピアレビューを受審するグループ、そして年度点検のみを行うグループとし、3年を1サイクルとしてそれぞれのグループが自律した取り組みを行いますが、互いに影響しあう関係を維持しています。
さらに、内部質保証のあり方について、学外有識者による外部評価を実施することで、自己点検・評価の客観性・適切性の担保に努めています。
一方、個々の教員においてはFD活動の一環として実施している「教員活動重点目標・自己評価シート」による振り返りを行い、各々の資質向上に努めています。
自己点検・評価と内部質保証

大学全体および各組織が実施した自己点検・評価とピアレビューの結果については、ピアレビュー委員会と自己点検・評価委員会が検証を行います。自己点検・評価委員会はそこで明らかとなった改善すべき課題を、全学を挙げて取り組むべき課題(全学的課題)、各組織が自律的に取り組むべき課題(個別課題)に区分した後、内部質保証推進委員会(委員長:学長)に提案・報告します。
内部質保証推進委員会は、外部評価の結果を勘案して全学的課題を決定後、課題解決に向けた対応を策定・実施し、個別課題については対象組織の責任者に改善計画と改善結果の報告を求めます。その結果、自己点検・評価活動により明らかとなった課題が着実に改善へと向かっていきます。
このように改善に向けてのサイクルを具体的に示し、その循環を活性化させることにより、教育研究をはじめとする諸活動の水準の維持とさらなる向上を図っていきます。
実施要項
自己点検・評価結果
教職課程自己点検・評価
「教員養成の目標及び当該目標を達成するための計画」に照らして教職課程の自己点検・評価を行い、公表しています。
FD活動評価点検
中部大学では、FD委員会の下にFD活動評価点検委員会を設置し、主に組織を単位として行っているFD活動について取りまとめ、公表しています。
動物実験に関する自己点検・評価
文部科学省告示「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」に則り、動物実験等に関する情報を公表しています。