出前講義

応用化学科では、各教員が高校などに出向いて、専門分野に関するトピックスや最先端の研究についてわかりやすく解説する模擬講義(出前講義)を実施しております。大学の授業の雰囲気や最先端の話題に触れることで、化学を中心とした大学での学びに興味を持っていただき、進路選択の参考にしていただければと考えております。

お知らせ

    応用化学科教員による模擬講義タイトル一覧

    講義時間は50~90分程度です。一覧に示したタイトル以外でも可能な限り対応いたします。

    講義タイトル概要教員名専門分野
    鏡の中の分子の世界・体の中での分子のはたらき人間の左手と右手の形は、ちょうど「自分」と「鏡にうつった自分」の関係にあります。左手と右手の関係にある分子がそれぞれ、私たちの体の中や自然界でどのように役立っているのか、わかりやすく講義します。幅上茂樹高分子化学
    環境汚染物質の発生を抑制するクリーンな燃焼方法について気体や固体燃料を燃焼させると、燃料に含まれる不純物も一緒に燃焼して環境に有害な物質も排出することがあります。有害物質の発生を抑制する方法や技術についてわかりやすく紹介します。二宮善彦環境化学工学
    物質の溶解なぜ物質が溶解するのか、また、物質が溶解した液相からの物質合成とその分離・精製について解説します。高橋 誠材料化学/電気化学
    燃料電池の基礎知識固体電解質、燃料電池の構造、評価方法などについて解説します。櫻井 誠無機材料化学
    分子の形と性質は電子が決める分子は構造が少し違うだけで性質が大きく変化します。そこには電子の存在が大きな影響を与えています。講義では構造や反応性を知る上で重要な有機化合物における電子の振る舞いについてお話します。饒村 修有機合成化学
    ちょっと変わった色の変化をする反応(振動反応)を見てみよう無色透明な溶液が突然、濃紺色の溶液に変化したり、溶液の色が複数の色に変化することを繰り返す「振動反応」と呼ばれる反応を紹介します。このような複雑系での反応は生体内での酵素反応のモデルとも捉えられています。石川英里無機化学
    身近な薄膜材料―薄型テレビやブルーレイ、太陽電池をはじめとして―身近な電子機器、たとえば薄型テレビや太陽電池、ブルーレイディスクなどには、かならず薄膜材料が使われています。本講義では「薄膜ってなに?」から実際に使われている薄膜材料の紹介までわかり易く説明します。山田直臣固体化学/環境調和型薄膜電子材料
    色と光の化学人間が光や色を認識する仕組み、身のまわりで見られる材料の色、刺激で色が変化する材料や発光材料など、色や光に関する化学を、実演実験をまじえながら紹介します。具体的な材料として、液晶、感熱紙、ケミカルライトなどを取り上げます。籔内一博超分子化学/有機機能材料
    1.酸と塩基の世界
    2.イオン交換平衡とその応用
    1.水溶液の化学を基に、酸塩基平衡の概念を紹介します。
    2.バイオマスを基体とするイオン交換体とイオン交換現象を利用した応用例を紹介します。
    宮内俊幸分析化学
    複合材料としてのプラスチック私たちの身の周りにはたくさんのプラスチックがありますが、同じプラスチックといってもさまざまな原料を用いています。その中で、性質の異なる複数の原料を複合化することによって新しい機能を付加されたプラスチックについて紹介します。守谷せいら有機-無機複合材料、高分子構造・物性
    身の回りにある先端材料
    -原子の集合状態のコントロールによる様々な性質の発現-
    身の回りには様々な「無機結晶」が先端材料として応用されています。ここでは、なぜ無機結晶?どのような性質を示す?身の回りのどこに応用されている?について紹介します。坂本 渉材料プロセッシング/材料物性
    資源材料工学から環境問題を考える環境問題とは何か?工学が環境問題をどう解決できるのか?具体的な事例を踏まえて紹介します。中島江梨香環境工学/グリーンケミストリー/難燃材料

    お申込み・お問い合わせ

    出前講義のご依頼やご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。

    • 応用化学科主任 坂本渉
    • Tel:0568-51-9903
    • E-mail:sakamoto@isc.chubu.ac.jp (@を半角に直してご連絡ください)