よくある質問

お知らせ

    環境について学ぶことはできますか?

    環境とかかわりの深い講義科目として「化学と環境」「環境化学」「環境工学」などが開講されています。また、現代の化学技術は環境問題と切り離して考えることはできないものであり、これら以外の科目でも、講義内容の一部に環境の視点が含まれているものが多くあります。卒業研究を行う研究室は大きく3分野に分けられており、そのうちの一つが環境調和分野となっています。また、石炭・廃棄物燃焼からの微量有害元素の測定やその低減プロセスの開発、排水中の微量有害元素の分析、低環境負荷型高分子材料の開発などを専門として活躍している教員がおり、河川の水質・底質浄化、次世代エネルギーなどの研究も行うことができます。

    生物について学ぶことはできますか?また、中部大学応用生物学部との違いを教えてください。

    化学と生物は、非常にかかわりが深い学問です。生体を構成する物質の構造や性質は化学の知識なくしては完全な理解はできませんし、生命現象の多くは生体内で起こる化学反応で説明されます。また、「ケミカルバイオロジー」と呼ばれる有機化学を基礎として生命科学を取り扱う研究領域も近年急速に発展してきています。応用化学科では、化学の立場から生物にアプローチすることができます。講義科目として「生物概論」「生物有機化学」「バイオテクノロジー」などが開講されているほか、研究に関しては、バイオマスや生体由来の物質を扱っていたり、あるいは医薬品につながる物質開発を行っている教員がいます。応用生物学部でも化学を学びますが、化学に軸足を置いて生物にアプローチするならば、応用化学科をお勧めします。なお、総合大学である中部大学ならではの制度として、応用生物学部の各学科の講義を履修し、「副専攻」として修了することもできます。

    コース制について教えてください。

    3年生の春学期から、「応用化学スペシャリストコース」、「応用化学エンジニアコース」のどちらかを選択します。日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定を受けている「応用化学スペシャリストコース」を卒業すると、文部科学大臣の指定を受けて技術士の第1次試験が免除され、修習技術者の資格が与えられます。一方、「エンジニアコース」では、化学技術を広く勉強することができ、また、卒業に必要な124単位のうち、20~30単位を専門科目以外に自由に選択して履修することもできます(自由科目)。この特典を利用して、他学部他学科の専門教育科目を集中的に勉強して、他学部他学科を「副専攻」として修了することができ、修了証書にも記載されます。

    教員免許を取ることができますか?

    応用化学科では、教職課程の授業科目を履修し、必要な単位を取得することで高等学校教諭1種免許状「理科」・「工業」の教員免許を取ることができます。教職課程を履修する人は毎年おり、卒業後に教員として働いている卒業生もいます。

    就職状況を教えてください。

    近年の就職率は100%であり、就職希望者はほぼ全員就職しています。分野としては化学系、機械系、電気・電子系、食品系など幅広い分野にわたっています。また、国家・地方公務員、警察、消防などにも、毎年数名が就職しています。

    中部大学および他大学の大学院に、毎年10~20人程度が進学しています。