卒業生からのメッセージ

お知らせ

    研究内容がきっかけで車載関係の道へ

    大久保 博章君(2016年度卒業)

    私の研究内容はディープラーニングを活用した情景のセグメンテーションを内容を専門にしていました。ディープラーニングは、最も研究が盛んに行われている分野です。中部大学情報工学科にはディープラーニングと言う分野でとても有名な教授陣が揃っています。研究内容は難しく、部活動も行っていた為、在学時代は大変でした。ですが、私は何度も実験を重ね、徐々に精度がが良くなって行くのを実感し、楽しく研究を行う事が出来ました。

    研究を通して、ディープラーニングに対する知識、プログラミングの能力がついたことはもちろんですが、大変でも諦めずやり抜くことにより、結果は必ず裏切らずついてくるということを学べ、私の人生に大きな収穫になりました。

    よりよいソフトウェア開発者になる近道を知ることができる環境

    吉田 翔君(2009年度大学院修了)

    私は大学院を修了してからSierに所属し基幹系システムの要件定義、設計、コーディング、テスト、保守の一連の作業を経験、その後、スタートアップを共同設立し、技術責任者としてサービス開発全体をリードしていました。現在は、人々の移動を支える交通インフラの問題に取り組む会社に在籍し、技術を駆使しながら社会問題の解決を目指しております。
    みなさんは何のために大学へ行くのでしょうか。プログラミングの仕方や新しい技術を教えてくれる本が多くある中でなぜこの大学なのか。大学では、コンピュータの原理を学ぶ講義以外にもチームで課題を解決する講義、開発時における失敗を学ぶことができる講義など、本だけでは学べない開発現場における重要なことを学ぶことができます。ソフト開発現場は、混沌と未知との戦いであり、そのような状況からどのように問題を解決していくかが求められます。メンバーと強い信頼関係を作り、チームを成功に導くようなエンジニアになるための環境であることがこの大学の良さでしょう。ソフトウェア開発の世界へ飛び込もう。

    自分が夢中になれることは何だろう

    加川 敏規君(2009年度大学院修了)

    みなさんこんにちは!私は情報通信研究機構というところで、来るべきロボット・ドローン社会に向けて我が国の情報通信技術分野がどのように貢献できるのか、ものづくりの観点から日々脳みそを絞っています。
    情報工学科では、技術者・研究者が必要とする基本的な知識を学びました。具体的には、コンピュータプログラミング、数値解析、実験や測定の方法などです。しかしそれだけではなく「自分が夢中になれること、没頭できること」を見つけることができました。自分が夢中になれることを自分が知るというのは、何よりも大切なことだと思います。夢中になった人は時間を忘れてスポンジのように知識を吸収していくので、強いのです。
    大学の研究室では、生体情報センシングに関する研究を行いました。私の研究はハードウェアとソフトウェアの両方の知識・技術が必要だったので、ひたすら「ものづくり」に没頭する学生生活でした。自分が設計して作り上げた装置が実際に目の前で動くというのは、想像以上に感動的な出来事です。今でもその時の感動は忘れられません。
    夢中になって自分の手を動かして何かを達成すれば、それが成功体験になります。成功体験が集まれば、それが自信になります。自信が付けば、どんな世界でも進んでいけます。夢中になれることが見つかってしまえば、もう怖いものはありません。
    あなたが夢中になれることは、何ですか?

    卒研で研究に目覚め、大学院に進学。世界最先端の神経情報科学研究に没頭中。国際会議で発表も。

    古田 光平君(2007年度大学院修了)

    とにかく、プログラミングが学びたかった。中部大学情報工学科には、有名大学にもひけをとらないような世界の先端を行く教授陣が揃っています。この学術的に恵まれた環境で、私は高校生の頃から興味を持っていた脳の情報処理に関する研究を行いました。自転車に乗れるようになる時、スキーがうまくなる時、脳の中でどのような情報処理がなされているのか。それを実験やコンピュータ上の人工神経回路シミュレーションで解明し、ロボットの制御に応用するという内容です。
    大学院でも引き続きこの研究を行って、さらに夏にはワシントン大学で実験をし、秋にアトランタで開催された国際会議で成果を英語で発表しました。

    研究成果が大きな自信となり医療機器開発者の道へ

    坂下祐輔 君(2006年度大学院修了)

    私は情報工学科でコンピュータ・ビジョンの研究を専攻し、その知識や技術を生かすため医療機器開発の道へ進みました。実際の業務ではプログラミング技術や画像処理の知識があっても褒められることはありませんが、プロとして働くためのスタートラインに立つためには必要不可欠な基礎力です。しかし、実験や検証結果をまとめる力や人に伝える力。そして何より自分の研究を最後までやり切り、実績を残したという自信は非常に役に立っており、社会に出てからも充分に通用します。これは指導教官の下で一生懸命研究に励み、その成果を多くの論文執筆や学会発表という形で残してきた結果だと感じています。
    一人前の開発者になるにはまだまだ時間が掛かりますが、世の中に役立つ製品開発に向けて日々勉強中です。

    情報化・国際化社会に向けて

    鈴木 俊章君(2005年度卒業)

    皆さんご存知のように、この数年でIoT(Internet of Things)、ビッグデータ、AI(Artificial Intelligence:人工知能)等の情報化社会が通信技術やメモリの進歩にて急激に進んでいます。ネットやSNSなどの『技術を使う』から『新しい技術を作る』へ皆さんはこれから一歩踏み出します。情報工学化では、ソフトウェア、ハードウェア、通信ネットワーク、システム制御など、幅広い分野を学ぶ事ができ、必ず自分に合った分野を見つける事が出来るはずです。また皆さんも学生の内から勉強だけでなく、留学生の方々と沢山関わり国際化社会に対応出来る人材になって欲しいと思います。
    私自身、中部大学情報工学科で学んだ知識を生かし、現在はアメリカのデトロイトで車載向けの営業をやっています。どうすれば『新しい技術(車)』が開発出来るのか、日々考えながら毎日楽しく生活しています。皆さんも中部大学で素晴らしい先生方、仲間と一生懸命勉強して、一つでも好きな事に出会えることを祈っています。

    4年間学んだ情報工学の知識と、研究や留学生活で得た英語力を生かすべく、国際特許事務所へ

    高畠 綾子さん(2005年度大学院修了)

    情報工学科では講義や卒研でプログラミングの能力が身に付きましたが、それに加え、アナログ・デジタル回路などハードウエア的な知識もたくさん得られたので、特許に関する技術文章を読んだり、翻訳したりするのに非常に役に立っています。むしろ、ソフトからハードにいたる情報工学科で学んだ専門知識がなければ全く発明者の話が理解できないため、仕事になりません。カメラ(撮像装置)の撮像方法やその制御方法に関する特許には、卒研で関わったカメラや画像処理プログラムの知識が大変役に立っています。今後日本語の明細書をかけるようになった後には国際出願のための英語明細書が書けるように頑張ります。

    学部・大学院