ウガンダ野生生物保全教育センター(UWEC)は、ウガンダ政府観光・野生生物・文化財省の傘下機関で、野生動植物や自然環境の保全に責任を持つ国家機関の一つです。違法取引で押収された動物や生息地の破壊や密猟などにより怪我をした動物、孤児となった動物の保護施設として1952年に開園しました。1960年代には、エンテベ動物園として親しまれ、クマやトラなど外国産の動物を展示する旧来型の動物園となりましたが、1994年5月に保全教育を推進する保全教育センターとして生まれ変わり、「ウガンダ野生生物保全教育センター」に名称を変更しました。ウガンダ国内では、国立公園や保護区を統括するウガンダ野生生物保護庁(UWA)と野生動物保護や保全事業で連携協力し、アフリカの生物多様性をけん引する生物多様性保全施設となることを将来構想とし、保全教育に力を入れています。
また、本学は、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業として、UWECと協力し、「ウガンダ国絶滅危惧種ヨウム保全の地域連携モデルケース構築支援(草の根パートナー型)」のプロジェクトを、2022年3月から2026年5月の期間で実施しています。