概要

お知らせ

    本研究所は中部大学の新しい学問分野を開拓するという構想の基に、2004年6月に設置されました。その背景には、高齢化社会や社会の複雑化に伴う健康不安や生活習慣病、感染症の発生など、「よりよく生き」、かつ「よりよく暮らす」ための障壁となっている現代社会の状況があります。開拓すべき学問分野は、生命科学と基礎医学を統合した「生命健康科学」の創出であり、その上で健康増進や疾病予防、先進医療技術の開発や先端的な保健看護の教育研究システムの確立を目指しています。

    現在までに培ってきた萌芽研究成果を基に各種の環境因子誘発加齢関連疾患を発症前の段階で的確に予知し、確実に予防できる画期的な技術・機材・食品素材や薬物等を新規に開発するための基盤研究とともに、新たなメイディカルエンジニアリング技術、スポーツ医療や保健看護の教育研究体制の構築に向けての基盤研究を進め、健康長寿社会の実現に予防医学の側面から寄与することを目指しています。そのために、集学的な統合強化に向けて、モデル動物の活用に本学の動物実験教育研究センター、また、食の安全等の研究実績を有する生物機能開発研究所や応用生物学研究科、さらには外部の研究連携大学や公的研究機関の協力を得て多角的な基礎ならびに応用研究を推進しています。

    生命健康科学研究所研究内容の概要

    21世紀型疾患の病因と病態を長い時間軸のもとで遺伝要因と環境要因の両面から解析し、顕在化する脅威の疾病への初動対処と事後対処を中心にした予防と治療ならびに看護と介護のための薬物、資材、機器、技術による新たなシステム開発に向けた研究

    生命健康科学研究所 概要