2008年度 中部大学教育活動顕彰制度 受賞コメント

お知らせ

    教育活動優秀賞 受賞者(50音順)

    名前をクリックすると教員・研究者情報が表示されます。

    今村 洋美 教授 (国際関係学部外国語教室)

    今村洋美

    このたび2008年度教育活動優秀賞を賜り、身に余る光栄です。本学で1989年4月より教鞭を取り始めて、今年で20年(専任として は18年)がたちました。私は主として、全学共通科目の英語と国際関係学部の専門科目の英語および言語学などを担当してきましたが、学力や興味の異なった 学生たちにとって少しでも満足のいく授業を運営していくにはどうしたらよいか、未だに毎日が試行錯誤の繰り返しです。

    今回の受賞は、私とともに中部大学の語学教育を熱心に推進してきてくださった、外国語教室、語学センター、国際交流センター、国際関係 学部、教務課、キャリアセンターなどのすべてのスタッフの方々のご協力・ご支援と、私の授業に頑張ってついてきてくれている学生たちの努力の賜物と考えています。この場をお借りして、皆さまに深く感謝申し上げます。

    蒲生 晴明 教授 (教養教育部健康科学教室)

    蒲生 晴明 教授 (教養教育部健康科学教室)

    三浦幸平先生の建学の精神、「不言実行、あてになる人間」、生涯を通じて心身ともに健康で信頼される社会人になるために、スポーツの授業を通じて取り組んでいます。

    私自身の授業は、「やるからには楽しく、生涯を通じて継続できるように!」を基本理念として、学生と共に進めています。私は「コーチ」、学生は「プレイヤー」として教育運営するようにしています。

    授業の内容は、自分にあったパフォーマンス・運動量・その強度などを示しながら、学生自身が知識として学び個人として自立するようにしています。コーチとしての助言は最小限として、学生が考え工夫する方向へ導けるように教育指導しています。

    健康は1日では築けません。知識を教えることはできても、育むことは中々難しいことです。学生自身が、普段の生活を工夫改善することで心身ともに健康になっていくものと考えます。

    そう言った意味で、スポーツを通じて「学ぶ・リーダーシップ・観察する・疑問に思う・改善する」というスポーツナレッジを身につけても らいたいと考え教育しています。どんな人でも、「今までできなかったことができる様になった時に嬉しいもの」です。どんな場合でも自分自身でその問題を分析解決実行していけるようになって欲しいと考えています。スポーツナレッジは、社会に出ても必ず役に立つものです。今後も、学生たちのニーズをリサーチし ながら、教育改革をしていきます。

    栗濱 忠司 教授 (工学部電子情報工学科)

    栗濱 忠司 教授 (工学部電子情報工学科)

    このたびは、教育活動優秀賞を授与していただき、誠にありがとうございます。たいへん光栄に存じます。

    私は昭和61年4月に助手として中部大学工学部に就職しました。助手ですから、まだ講義課目は担当できず、まずは演習科目や専門実験の 指導で腕を磨けという訳です。学部時代に理科の教員免許を取得し、院時代には高等学校での非常勤も経験していたのですが、大学の教壇で受講生たちに授業の 真意が伝わっているかどうかは不安でした。そこで、1年目から手作りの授業アンケート調査を実施していました。無記名で、最初は自由記述形式でした。当時 の受講生たちも本音と思われる意見を書いてくれ、一緒に授業を作ってゆくという一体感を覚えました。だから今でも、私のキャッチフレーズは「授業は君たち と僕との心のキャッチボール」です。ある年の教員総会で当時の学長であった山田和夫先生が「物理教授法の研究」という本を紹介されました。また、異なった 年には授業アンケートの設問や分析結果が載った本も紹介されました。これらの書籍は授業を構築する上でたいへん参考になり、また私の授業アンケートも設問 形式を取り入れました。平成14年頃から大学で授業アンケートをされるようになり、教員や受講生の授業への意識が高まったと推察します。 これからも受講生と一緒に授業を作ってゆこうと思います。

    小林 礼人 准教授 (工学部理学教室)

    小林 礼人 准教授 (工学部理学教室)

    2006年度優秀教育活動・改善賞につづいて、この度2008年度教育活動優秀賞を受賞することはたいへんな名誉であります。着任以来 4年間、悩み多き青年期を過ごす多くの学生たちと愛をもって接し、ともに講義を楽しんできたことが評価されたものと理解しております。わずか1コマしか受 講しない学生がほとんどで、このようにしなさいとは決して言わないことにしておりますが、何ごとにおいても学生の模範であり、社会の規範でありたいという 思いはかわらず、そこから何かをつかんでもらえればと願う毎日です。今回の受賞を機に、「魅力ある授業づくり」を目指す多くの職員と密に連携し、授業運営や学生との接し方などにおいて改善を図りたいと感じている方々にとっても一助となれればと思っております。

    佐伯 守彦 准教授 (工学部機械工学科)

    佐伯 守彦 准教授 (工学部機械工学科)

    このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思っております。誠に有難うございます。今年は、選考方法が従来の方式から変わり、昨年に比べ人数が厳選されましたが、その中の一人に選ばれたことを本当にうれしく思います。

    私の授業の進め方は決して上手ではなく、いつも反省しているのですが、その反省の中から改善点を見つけ実行するように心掛けています。 また、学生にとってわかりやすい授業とはどのような授業かということも常に念頭に置きながら授業を進めて参りましたのでこの点が高い評価を得たのではない かと自分なりに分析しております。

    今回の受賞は大変光栄なことですが、現状に満足することなく、これからもより一層、良い授業ができるように努力していきたいと思っております。本当に有難うございました。

    田橋 正浩 准教授 (工学部電気システム工学科)

    田橋 正浩 准教授 (工学部電気システム工学科)

    2008年度教育活動優秀賞受賞の知らせを受け驚くと同時に大変恐縮しております。また、日頃の教育活動が評価されたことに感謝しております。

    さて教育優秀賞受賞にあたり、教育をとりまく問題点や現在取り組んでいる教育活動ついて簡単に述べたいと思います。電気システム工学科において、基盤となる科目に電気回路と電気磁気学があります。これらの科目で取り扱う電気(電子)は目に見えないため、いかに頭の中でそれをイメージし、それを数式に置き換えることができるかが重要になってきます。ところが近年に入学してくる学生のほとんどは、これまでにものに触れる”実体験”がなく、ただただ詰め込むのみの教育を受けてきた学生がほとんどではないかと思います。また一方で、身近にある家電製品のほとんどは”ブラックボックス”と化していて、その中身は全く見えなくなっています。そのため、初めて電気を学ぶ者にとって電気工学は敷居の高い学問であるかのように思われがちです。そこで担当する講義や学生実験では、基本的な電磁気現象を簡単なコイルや磁石を用いて実演すること、そしてこの現象を数式でイメージ化するトレーニングに力を注いでいます。

    学生のやる気や興味を引き出すことは大変難しい問題でなかなか思うようにいきませんが、今後も弛まぬ教育の改善に努めていく所存でおります。

    堤内 要 准教授 (応用生物学部応用生物化学科)

    堤内 要 准教授 (応用生物学部応用生物化学科)

    この度は教育活動優秀賞を受賞させて頂き、誠に有難うございます。多くの素晴らしい先生方がみえる中、私のような教員がこのような栄誉 ある賞を頂くのは甚だ恐縮ですが、若手教員への激励の意味も含まれていると解釈して、素直に喜びたいと思います。振り返れば、中部大学に応用生物学部が開 設するとともに着任し、今年で9年目になります。教育と研究とその他の学内業務のバランス感覚に悩みながら、これまで必死に仕事をしてきましたが、教育に それほど多くのエネルギーを割けなかったというのが私の印象でした。ゆえに、今回の受賞には大変驚いています。ただ、学内e-learningシステムの 充実や学生ノートPCの導入に伴い、それらを積極的に取り入れて努力したことは間違いありません。内容はともかく、新しいことを取り入れて学生の期待に応 えようとする姿勢が評価されたのかも知れないなと思っています。この度は本当に有難うございました。

    永田 典子 教授 (人文学部日本語日本文化学科)

    永田 典子 教授 (人文学部日本語日本文化学科)

    このたび2008年度教育活動優秀賞を賜り、身に余る光栄に存じます。私の教育活動は、常に試行錯誤の連続であり、正直なところ、いまだ満足のいく成果が得られていません。それにも関わらず、このような栄誉ある賞を賜ることになったのは、日々の努力を評価していただけたからと理解してお ります。

    教育活動顕彰制度は、私にとって自身の授業を見直すよいきっかけとなり、以来、指導方法に様々な試みを行ってきました。例えば、テキストを熟読し、その文章を図式化することによって理解力を養う教材を考案しました。また、100人を超すクラスでも机間指導を重視し、授業への参加意識を高 めるようにしてきました。こうした基本的な指導にもまだまだ工夫の余地が多いと考えています。今回の受賞を励みに、今後も積極的にその改善に取り組んでいく所存です。

    藤吉 弘亘 准教授 (工学部情報工学科)

    藤吉 弘亘 准教授 (工学部情報工学科)

    2008年度教育活動優秀賞に選ばれたことを大変栄誉に感じております。
    今回の受賞は、通常の講義を介した教育だけでなく、研究を通じた教育に対しても焦点が当てられ評価して頂いたものと受け止め、大変嬉しく思っております。

    今年で教員になってから10年目になりますが、中部大学OBの私にとって、学生時代に受けた講義が大きなお手本となっております。今回 の受賞は、私個人ではなく中部大学の諸先輩である教員皆様の賜物であり、このような教育を中部大学で受けることができたことを大変幸せに感じております。

    今回の受賞を励みに、中部大学OB、研究者、教育者として、三つの側面から学生にそして中部大学に貢献できればと思います。これからも一層の努力をして参りますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

    松原 勝子 准教授 (人文学部英語英米文化学科)

    松原 勝子 准教授 (人文学部英語英米文化学科)

    今回、このような賞を受賞することができて大変光栄に思います。はじめはとても驚きましたが、教育・研究に真摯に取り組んできた結果を 認められたのだと感謝しています。今回の評価基準のなかには授業アンケート評価や、アンケートに対するコメントの記入率などがあります。学生アンケートは 教育の結果を表わす基準として考えているため、毎学期、学生のコメントをみることは楽しみのひとつでもあります。今後もなるべく学生の期待にこたえられる ように、コメントに応じた授業改善を行っていこうと考えています。より多くの学生がアンケートに率直に答えてくれることを希望しています。また、学生の学 習傾向や、動機について調べるために、自身でもアンケート調査を行っています。研究を教育に生かす形で今後も中部大学での英語教育に尽力していきたいと 願っています。

    山下 裕丈 講師 (経営情報学部経営学科)

    山下 裕丈 講師 (経営情報学部経営学科)

    このたびは、「教育活動優秀賞」という栄誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。「学生にとって何が大事か」を考え、試行錯誤してき たことを、賞という形でご評価いただけたことを大変うれしく思っております。本学に赴任して3年間は、無我夢中で教育活動に取り組んでまいりました。教職 歴のなかった私にとって、先輩教員の皆様からのアドバイスはなによりの力となりました。学部長の小野教授をはじめ日頃よりご支援、ご指導いただいていている諸先生方にはこの場を借りて心よりお礼申し上げます。また面倒なお願いにも快く応じていただいている事務職員の皆様、授業に対して高い評価をしてくれた 学生の皆さんに改めてお礼申し上げます。今後はこの賞に恥じぬよう、より一層の教育の改善に取り組んでいく所存です

    和田 俊夫 教授 (応用生物学部食品栄養科学科)

    和田 俊夫 教授 (応用生物学部食品栄養科学科)

    2008年度教育活動優秀賞受賞の知らせをいただき、大変うれしく存じます。自分自身、この賞に値する活動をしたのだろうか、と自問した次第です。公開された評価項目の一つに「授業評価」があります。これについては2005年中部大学に赴任し、初めて教壇に立ち、多くの学生諸君に「鍛え られながら」自分なりの手法で努力と改善をしてきました。今後も、これまで実社会で得た経験や見方を授業に反映し、学生にとって刺激となる内容の授業構築 を目標に更に研鑽に努めたいと考えております。また、今回の賞には「学内行政(学務活動)」も評価ポイントとして加味されていることより、学部の先生方の 支えがあって受賞できたものであり、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

    教育活動特別賞

    伊藤 守弘 准教授 (生命健康科学部生命医科学科)

    伊藤 守弘 准教授 (生命健康科学部生命医科学科)

    この度、「第一種放射線取扱主任者試験受験対策セミナーの企画・運営」に関して教育活動特別賞という大変立派な賞を頂き、大変光栄に存 じます。しかし、この教育活動特別賞にふさわしい成果を上げたのだろうかと考えると、少々空恐ろしくなり、今後の責任を感じている次第です。

    今回、中部大学における中部大学生のための放射線取扱主任者試験合格を目的としたセミナーを開講しました。セミナーは基本的に土曜日の午後に行い、私以外に外部からも講師を招き、放射線を知らない中部大生に放射線を正しく知ってもらう事から始めました。時に19時を超える長時間の講義となる場合もあり、受講生も大変だったと思います。しかし、この努力が実り、受講生の中から4人の合格者を輩出する事ができました。学生本人の努力以外の何 ものでもなく、「やればできる」を実感させられました。

    言うまでもありませんが、努力をしたのは学生であり、私はそのきっかけを提供したにすぎません。にもかかわらず、教育活動特別賞を頂いた事は、これからの教育・研究活動に対する激励の意味も込められていると感じております。今後も努力して参ります。ご高誼のほどよろしくお願い申し上げます。

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