2022年度 中部大学教育活動顕彰制度 受賞コメント

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お知らせ

    教育活動金虎賞

    山田 直臣 教授(工学部 応用化学科)

    この度は、教育活動金虎賞を賜り誠にありがとうございます。大変光栄に存じます。日頃から支援をいただいている教職員の皆様、並びに授業に関してフィードバックをしてくれる学生の皆さんにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

    通算3回目の教育活動優秀賞をいただいた際に、「教育活動金虎賞を受賞できるように努力を継続する」と受賞コメントしておりました。実現できて大変うれしく思っております。

    昨年度までのコロナ禍によりオンライン形式の授業をせざるを得ない状況になって、どこからでも随時参照可能な授業資料を整備しました。この取り組みの中で、コースパワー等の支援システムを活用すれば、発展資料や補足資料、演習問題等を充実させられることに気付きました。現在も拡充を進めており、学生の自修や発展学習に役立ててもらっています。授業では、学生に思考の過程を示すこと、抽象的な理論の具体例を明示することに気を配っています。上述の各種資料が充実してきたことで、これまでと比べて学生の理解を深めることが可能になったと感じています。今後も、新旧の形式の良い点を融合し、より良い授業を運営できるように努めたいと思っています。

    山本 和男 教授 (工学部 電気電子システム工学科)

    山本和男教授(工学部 電気電子システム工学科)

    この度は、栄誉ある賞である教育活動賞金虎賞をいただくことができ、本当に嬉しく思っております。

    2012年から中部大学で働き始め、早11年が経過しました。この賞を受賞できたことは、所属する電気電子システム工学科の教職員の方々はもちろん、周囲の皆さんのサポートがあってのことであり、本当に感謝しております。

    この11年の間、様々な先生の授業方法や学生への接し方を参考にして、「学生が真に成長できる教育」とは何かを考えて、行動してきました。その間、若い学生と意思の疎通が上手くいかず、悩んだこともありました。また、対人関係が苦手な学生を担当し、信頼関係を確立するにはどうしたら良いのか悩んだこともありました。ただ、そのような様々な経験は全て、教員としての自分の成長につながっていると感じています。

    これからも初心を忘れることなく、「学生が真に成長できる教育」とは何かを考えて日々精進して参ります。

    教育活動優秀賞 受賞者 (50音順)

    伊藤佐奈美 教授 (現代教育学部 現代教育学科)

    伊藤佐奈美教授(現代教育学部 現代教育学科)

    この度は、2022年度教育活動優秀賞を賜り、誠にありがとうございます。身に余る光栄と存じます。

    私の教育分野は、障害児教育、特別支援教育で、主に特別支援学校教諭免許状取得に係る科目を担当しています。学生たちは実際に特別支援学校に立ち入ったり、障害児・者と関わったりする経験がない者が多い中で、専門的知識や実践的指導力を身に付けられるような授業づくりが課題でした。しかし、コロナ禍ではボランティア活動等もできなくなり、学生にイメージやリアリティをもって専門的知識を身に付けてもらうため、授業では障害当事者や関係機関、特別支援学校が公開する動画を色々と検索し活用しました。それが「分かりやすかった」という学生の反応となり、受賞に結びついたのではないか、と考えています。今後さらに地域の関係機関等と連携しながら障害児・者に関わる社会貢献活動に学生と共に取り組みつつ、よりよい授業づくりに取り組んで参りたいと思います。

    大橋  岳 准教授(人間力創成教育院 教養課題教育プログラム)

    大橋岳准教授(人間力創成教育院 課題教育プログラム)

    この度は、教育活動優秀賞をいただき、ありがとうございます。2022年度に受講してくださった、延べ1110名の学生の方々へも感謝申し上げます。

    幅広い学問に触れることは、生きる力を育んでくれます。他者への理解、多様な価値観への理解へとつながります。無関心のまま過ごしてしまいがちなことに目を向ける機会になります。さまざまな学問に接することができるのは、総合大学である中部大学の魅力です。

    昨年度はまだコロナの影響も強い状況でした。しかし、グループワークを行う授業では、マスク越しではあるものの、学部学科の垣根を越えて、楽しそうに課題に取り組んでくださる様子が印象的でした。対面授業の価値をあらためて感じることができました。一方、出席できない方々へ、オンデマンド動画を提供するなど、コロナ禍での取り組みが、現在の教育にも活きています。今後も、学生の方々にとって魅力的な授業になるよう、努力して参ります。

    柴原 尚希 准教授(工学部 都市建設工学科)

    柴原尚希教授(工学部 都市建設工学科)

    この度の教育活動優秀賞授与の一報を受け、大変名誉に感じる反面、本当に私が選ばれてよいのか戸惑いを覚えました。大学生の自覚が足りない学生にしばしば厳しく注意していますので、学生からの評判が良いとはとても思えません。

    入学当初は土木工学という学問領域についてはもちろん、建設業界の動向もよく知らない学生がほとんどですが、一方で私自身も中部大学の学生が就職先から求められる知識や技能のレベルが分からず、試行錯誤を重ねながら着任して早5年が経ちました。授業では現場に赴いたり、社会人・卒業生から講演いただいたりすることで、就職や業界について考える機会を設けるようにしておりますし、測量では新しい技術がどんどん出てきていることから、ドローンの講習会も企画しました。

    受賞理由を自分なりに分析するとするならば、私も学生と同じ目線で日々学んだり、技能を習得したりしている点が評価されたと思っています。

    下村 吉治 教授(応用生物学部 食品栄養科学科)

    下村吉治 教授(食品栄養科学科)

    この度は教育活動優秀賞の受賞者として選考されましたことを大変嬉しく、また栄誉なことと思っております。誠にありがとうございました。

    私の今回の受賞については、当研究室の大学院生・大井優奈さんが2022年12月に東京で開催されました第22回国際栄養学会議で、多くのポスター発表者の中からポスター発表賞を授賞されたことを評価して頂いたと推察いたします。大井さんにとっては、最初の学会発表でこのような国際学会で受賞できたことをとてもラッキーなことと感じているようですが、これは彼女の明るい性格と物怖じしないチャレンジ精神によるところが大であると思っています。もちろん、私が学生諸君に接する場合には、学生が常に前向きに思考できるようにアドバイスしていることもプラスに作用したと思われますが、種々の要因が相乗的に作用して、その結果が生み出されたものと思っています。今後も、学生諸君に対してはこれまでと同様な姿勢で接していきたいと考えています。

    水上 健一 准教授 (生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)

    水上健一准教授(生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)

    この度は教育に関する栄誉ある賞を授与いただき、大変光栄に存じます。日頃から密にコミュニケーションをとりながら学生教育に邁進する本学科の先生方や事務職員の皆さま、一緒に授業を創り上げてくれているスポーツ保健医療学科の学生の皆さんに、心から感謝申し上げます。

    私が授業を構成・展開する上で最も重要視することは「場づくり」です。本学科の学生たちは非常にポテンシャルが高く、学ぶ場や環境があれば主体的に勝手に成長します。私自身がやることは、学んでいる学生たちの邪魔をしないこと、その一言に尽きます。なにをどこまで伝えるのか、あるいは伝えないのか、学生の主体性を引き出すための仕掛けには徹底的にこだわっています。

    教育活動を通じて多くのことを学生たちから伝えてもらい、私自身が楽しく成長できていることは幸せ以外のなにものでもありません。今後も学生たちと共に歩みながら、学生と一緒に成長し続けたいと考えています。

    鈴木 順子 教授 (創造的リベラルアーツセンター)

    鈴木順子教授(創造的リベラルアーツセンター))

    この度、このような映えある賞を頂戴し、大変光栄です。2020年秋の赴任以来、中部大の学生皆さんに合った授業を目指して試行錯誤の日々でしたが、周囲の教職員の皆様のお導きあってここまで来られましたことに、心より感謝申し上げます。

    私が主として担当するリベラルアーツ授業は、ディスカッションを通じて、学生が主体的に「自由になる技術」を得ることを目標とします。授業を行うにあたっては、FDプログラムから多くの示唆を与えられました。お蔭様で、学生がリベラルアーツ授業を好意的に受け入れている様子がアンケート結果からはうかがえますが、他方、私自身が絶えず彼らから大いに感化され変化しつつあることに、嬉しい驚きを感じています。授業で出会った学生の皆さんに、心から「ありがとう」を申し上げます。

    今回の受賞を励みに、今後も一層、学生主体で双方向の魅力あるリベラルアーツ授業を目指して参ります。

    津田 孝範 教授(応用生物学部 食品栄養科学科)

    津田孝範教授(応用生物学部 食品栄養科学科)

    2022年度の教育活動優秀賞をいただき誠に光栄に存じます。本受賞に関しまして学部・学科の先生方、事務室の皆様、さらに日頃関わっている学生の皆様にこの場をお借りして深謝申し上げます。

    私自身、この賞のことは全く念頭にありませんでした。いつも手いっぱいの中で、何とか専門分野である食品機能学に興味を持ってもらおうという意識を持ちながら、日々の講義や実習、研究室での学生指導に携わっています。私がなぜ受賞となったのかは今でもわかりませんが、おそらく私の知らないところで日々接している学生が講義や実習などで評価してくれ、多くの先生方が支えてくださったからだろうと感じています。誠にありがとうございます。

    さらに深化させながら「食品機能」の楽しさを学生へ伝えていきたいと思います。

    長谷川龍一 教授 (生命健康科学部 作業療法学科)

    長谷川龍一教授(生命健康科学部 作業療法学科

    この度は、2度目となる教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。

    日頃、お世話になっている学部・学科の先生方、事務室の皆様、そして、学生諸君にこの場を借りて感謝申し上げます。

    私の所属する学科は,作業療法士を養成する役割を担っています作業療法士は、対象者と密に関わり、生活行為の回復を支援する職種です。一方、今の学生はコロナ禍のため、高校・大学での多くの時間で人との交流が制限されてきました。そのため、数年前に比べ,人との関わりに戸惑っている学生が多くなったように感じています。そこで、これからは単に知識や技術を習得するのみでなく、人と関わる楽しさも実感できる教育を実践していく必要があると考えています。今後も、この受賞に恥じないよう、学生とのよい関係を築きながら教育改善を続けていきたいと考えています。この度はありがとうございました。

    幅上 茂樹 教授(工学部 応用化学科)

    幅上茂樹教授(工学部 応用化学科)

    この度は教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。身に余る光栄です。日頃からご指導いただいております本学の教職員の皆様と、評価して下さった学生の皆さんに心より感謝いたします。

    数年前、資格審査を経て、日本工学教育協会の「教育士(工学・技術)」の認定をうけました。資格の維持はFD・教育活動等が点数化されたポイント制になっており、以来、ポイ活ならぬFD・教育活動等に、より積極的に励むことができ、とてもよい機会になりました。やってみてよかったと思っております。なお協会によれば、この制度は日本が先駆的に行っているもので、今や各国の工学教育協会が興味を示しているとも聞きます。

    実際の私は・・・『教育士』などと呼ばれるにはほど遠い状況ですが、今回のこの受賞を励みにほんの少しでも近づけるよう、なお一層精進して参りたいと思います。

    藤井 隆司 講師 (工学部:
    2023年4月から人間力創成教育院 情報教育プログラム)

    藤井隆司講師(人間力創成教育院 情報教育プログラム)

    この度は2022年度教育活動優秀賞を賜り、誠にありがとうございます。教育に携わる身としまして、大変光栄に思います。今回の受賞は、日頃より様々な面でご助力いただきました先生方や職員の皆様方のお蔭と感謝しまして、厚く御礼申し上げます。また、授業評価や講義内アンケートを通じ、授業方法・内容の改善に関してコメントをいただきました学生の皆さまにも感謝致します。

    主に初年次のコンピュータ教育を担当しており、コンピュータが苦手な学生に対して「好きこそものの上手なれ」ということで、まずは楽しく興味が持てるような講義でありたいと考えています。そのためには自分が受講しても興味が持てるような講義内容であることが大切だと思い、情報に関する身近な話題や新しい話題での脱線話や、講義内で行う内容の理解度アンケートのフィードバックを行いながら、日々試行錯誤を繰り返して講義を行っています。まだまだ先輩先生方の魅力ある講義には遠く及びませんが、今回の受賞を励みにして、これからも学生が興味を持って自発的に授業や学習に参加してくれるような魅力ある授業づくりを目指していきたいと思います。

    古市 真智子 教授 (現代教育学部 現代教育学科)

    古市真智子教授(現代教育学部 現代教育学科)

    この度は、2022年度教育活動優秀賞をいただき、大変光栄に存じます。これもひとえに皆さまのご指導ご協力の賜物と、心よりお礼申し上げます。

    2022年度は、2年間のオンライン授業で得られた知識とノウハウをどのように対面講義に活かすかで頭を悩ませました。特に大人数講義では、「これって対面の必要ありますか?」という学生の声が聞こえてきそうで、とにかくあれこれと試してみた1年でした。このようななかで得られた一番の成果は、先生方と日常的に授業改善について情報交換をしたり相談し合ったりするようになったことです。工夫してうまくいったことや失敗したことを気軽に報告し合ったり、困っていることを共有してアイデアを出し合ったりすることで楽しんで授業改善に取り組めるようになりました。

    今後は学生とも気軽に授業改善について話せる雰囲気を作っていくことが目標です。試行錯誤を重ねながらより一層努力をして参りたいと存じます。

    堀田 典生 准教授 (生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)

    堀田典生准教授(生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)

    この度は、教育活動優秀賞をいただき、誠にありがとうございます。大変名誉に思うと同時に、本学の教育環境、日頃からご指導いただいております本学の教職員の皆様、さらに、本学学生の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

    私が担当する科目は必須科目が多く、100人近い学生が履修をします。従って、学生の学力差が大きくなりますので、授業の運営にはいろいろ工夫しております。MSパワーポイントを使うと情報量が増えるので板書にしたこと、また学習意欲の高い学生を満足させるための自由課題などを出したことが功を奏したのかもしれません。

    以前、この賞をいただいた際にも書きましたが、教育に満点はありません。この受賞を糧にこれからも“魅力ある授業づくり”を目指して、日々研鑽します。この度はありがとうございました。

    余川 弘至 准教授(工学部 都市建設工学科)

    2022教育活動顕彰授賞式 優秀賞挨拶

    2022年度教育活動優秀賞を受賞でき大変光栄に思っております。都市建設工学科をはじめとする教職員の皆様のご支援とご指導があってのことと深く感謝します。

    教育活動優秀賞は2018年に受賞させていただき、それから数年間受賞することができず、講義内容や資料について試行錯誤する日々を送っていました。そんな中でも、恩師を見習い、どんな難しい公式や理論が出てきても、それを楽しそうにわかりやすく講義することを心掛けました。また、学生に興味を持ってもらえるように、講義内に演習問題を解かせるだけでなく、Google フォームを使って答えを共有することで、間違いやすいところや勘違いしやすいところなども伝えることができたと思います。

    講義資料の作り込み方に関しては、まだまだ不十分と感じております。さらに「魅力ある授業」とするために、試行錯誤を重ねながら今後もより一層努力をして参りたいと存じます。ありがとうございました。

    わけびき真澄 教授(現代教育学部 幼児教育学科)

    わけびき真澄教授(現代教育学部 幼児教育学科)

    この度は、教育活動優秀賞を授与いただき、たいへん光栄に存じます。

    ここ最近、私は自分の授業を大きくかえる二つの出来事に恵まれました。一つは、新型コロナウイルスのために行った遠隔授業、もう一つは昨年ご縁をいただいた授業サロンです。遠隔授業は、私が主に受け持つ美術の演習科目では至難の業としか言いようがありませんでした。なんとか丁寧な資料を作成し、ビデオ通話システムの機能を駆使して努力はしましたが、それでも授業年度が当たってしまった学生には申し訳ないとしか言いようがありません。ただ、その遠隔授業のために作成した資料や習得したビデオ通話システムが、対面に戻った今では強力な武器となったことは、正に怪我の功名でした。授業サロンでは、ご一緒させていただいた先生方の授業がお世辞抜きで素晴らしく、極めて大きな刺激をいただきました。そしてそんな先生方の存在に、もっと真剣に授業の質向上に取り組まねばと気を引き締めることとなりました。

    これらの経験を教訓に、今後も身の回りで起こる変化を柔軟な心で取り込み、周囲の先生方に学ばせていただきながら、学生の未来を明るいものにするための授業と指導を目指して参ります。ありがとうございました

    教育活動特別賞

    藤吉 弘亘 教授(工学部 ロボット理工学科:
    2023年4月から理工学部 AIロボティクス学科)

    2022教育活動顕彰授賞式 特別賞挨拶

    この度は、教育活動特別賞を頂き、誠にありがとうございます。様々な教育活動の中で、特に大学院における研究を通じた人材育成について評価されたものと喜んでおります。研究室の1期生の学生が2008年度に博士号を取得してから、これまでに13名(うち、社会人は5名)の博士号取得者を輩出することができました。本学で博士号を取得した私にとって、母校である中部大学にて多くの後輩を輩出できたことは大きな喜びでもあります

    これまでに一緒に研究をしてくれた大学院生と研究グループのスタッフに感謝いたします。また、中部大学の恵まれた研究・教育環境を支えてくださっている、本学職員の皆様に感謝しかありません。以後も、学生と共に成長していけるよう、研究と教育を楽しんでいきたいと思います。

    中部大学について