人文学部について
人文学は、人間とは何か、何のために生きるのか、幸福とは何か、なぜ悲しみや苦しみがあるのかなど、人間の最も本質的な部分を見つめ、思考する役割を担う学問領域です。人間の営みが生み出すさまざまな事象を批判的まなざしで捉え、人間についての根本的な問題提起を行う重要な役目を担っています。
人類はこれまで、経済性、効率性を重視するあまり、本当に大切にすべきもの=人間性を犠牲にしてきました。今後は、これまでの反省に立って人間性を重視していくべき時代であると言われています。めざましく発展する科学・情報技術は、さまざまな「役に立つモノ」を生みだしましたが、それらが必ずしも人類の幸福に寄与するばかりではないことは、周知のとおりです。そのような時代だからこそ、人間にとっての価値そのものを生みだす人文学は、かつてないほどにその重要性を増しているのです。
中部大学人文学部では、このような重要な役割を担うべく、言語、文化、メディア、情報、社会、心理、歴史などにかかわる人間の営みについてグローバルな視点から深く学びます。その過程で学生の自発性や独創性を促し、最先端の知識と実践的なスキルを身につけた品位ある人格を世に送り出すことが学部教育の目的です。どの学科でも、少人数のグループ学修やフィールドワークを通して、学生と教員とが生き生きとした討論を交わしながら研究を進めており、まさに人間の本質的な部分を見つめ、思考するための、人間的な血の通った学びの場となっています。
基礎情報(2024年5月1日現在)
開設年
1998(平成10)年
取得可能な学位
学士(人文学)
在学生数
1年 | 427人(165人) |
2年 | 436人(159人) |
3年 | 463人(161人) |
4年 | 390人(139人) |
合計 | 1,716人(624人) |
- カッコ内は女子内数
専任教員数
教授 | 30人 |
准教授 | 9人 |
講師 | 5人 |
助教 | 4人 |
合計 | 48人 |
人文学部の情報
3つのポリシー〔ディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・ポリシー(CP)、アドミッション・ポリシー(AP)〕など