「国際人」という場合、皆さんはどのような人をイメージしますか?
英語英米文化学科の目標は、「たくましい国際人」を育てること。
では、「たくましい国際人」にはどのような力が求められるのでしょうか。
本学科では、グローバル社会に積極的に貢献できる人材には以下の4点が必要であると考えています。
- 日常生活でも仕事上でも、日英両言語で自分を表現できる。
- 異文化や他民族への広い知識と深い理解がある
- 自律した学習者となり、社会に積極的に貢献できる
- 世界的視野で社会を分析・把握・整理し、適切な情報機器などを用いて発表できる。
もちろん、このような力をバランスよく備えることは容易いことではありませんし、近道もありません。
そして、決して不可能なことでもありません。
英語英米文化学科では、1人でも多くの「たくましい国際人」を育てるため、以下のような試みを行っています。
ポイント1 本格的な英語運用能力
「英語が話せればそれでOK!」というわけではありません。日常会話はもちろん、国際的なビジネスシーンや教育界で即戦力となる実践的な英語能力を身につけるためには、「話す」「聞く」「読む」「書く」において、意思の疎通を図るのに十分な、バランスの取れた高度な英語運用能力を身につけることが大切なのです。
そこで、英語英米文化学科では、段階的に英語運用能力を向上していくために以下の取り組みをしています。
- ネイティブスピーカーによる少人数制の英語コミュニケーション授業を、多数開講しています。
また、2年次以降の専門科目では、海外の大学のように英語で講義を受講することができます。 - 各学年に以下の英語運用能力目標値を設定し、卒業までにTOEIC 730点を目指します。
TOEIC | TOEICアップ度 | TOEFL PBT/IBT | 英語検定 | |
---|---|---|---|---|
1年生 | 400 | 100 | 435/40 | 準2級 |
2年生 | 500 | 100 | 470/52 | 2級 |
3年生 | 550 | 50 | 500/61 | 2級 |
4年生 | 600 | 50 | 520/68 | 準1級 |
卒業時 | 730 | ー | 550/80 | ー |
ポイント2 「日本」という基盤にしっかりと立つ
英語や英語圏の文化を学ぶなかで見えて来るのは「世界の中の日本」。この「世界の中の日本」を意識しながら英語圏の言語・文化を学ぶことは、英語圏の人々の精神構造や活動に対する理解をさらに深めることへつながります。
ポイント3 異文化コミュニケーション能力
言語や文化の異なる人々が意思を伝えようとするときには、言語以外にも、コミュニケーション能力が重要です。例えば、恥ずかしいという気持ちを乗り越えて会話をしようとする大胆さ、相手のコミュニケーションスタイルを理解して臨機応変に適応する能力、あいまいさに耐える忍耐力。英語英米文化学科では、長期海外研修を通して、このような異文化コミュニケーション能力を磨くことに力を入れています。
ポイント4 自分を表現/行動/問題を解決できる力
ある目的のために資料を集める。集めた資料を(コンピューターを利用して)分析する。分析の結果を効果的にまとめる。このようなスキルを身につけることで、客観的に自己表現する力、より広い視点から問題を解決できる力を養っていきます。
ポイント5 英語大好き!
何ごとも、与えられたものを学ぶだけでは面白くありません。
英語英米文化学科には、学生が中心となっているプロジェクトがいくつもあります。
みんな、ただ単純に「英語が大好き」なのではありません。
「英語で何かをすることが大好き」なのです。
わずかな違いですが、これってとても大切なことですよね。