中部大学と近隣自治体が連携して公開講座を開催。お問合せ、お申し込みは各自治体へ。
講座一覧
自治体 | 開催 時期 | 講座名 | 曜日 時間帯 | 回 数 |
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日進市 | 7月 | 歴史から読み解く中国のいま | 金曜日 午前 | 3 |
春日井市 | 7月 | 現代の思想家チャールズ・テイラーに学ぶ | 金曜日 午後 | 3 |
日進市 | 9月~10月 | 室町時代における斯波氏の尾張支配 | 金曜日 午前 | 3 |
春日井市 | 10月 | 日中文化交流の架け橋としての芸術 | 火曜日 午後 | 3 |
津島市 | 11月 | 豊臣秀長の活動と豊臣政権 | 土曜日 午前 | 2 |
リーフレット
【2025秋地域連携講座】
室町時代における斯波氏の尾張支配
〈日進市連携講座〉
- 講師:中部大学歴史地理学科教授 水野智之
- 会場:日進市図書館
- 対象:一般
※日進市在住・在勤・在学者優先、応募者多数の場合は抽選 - 定員:30名
- 受講料:1200円
- お問合せ:日進市学び支援課 TEL.0561-73-4191
ガイド
近年、斯波氏に関する研究は非常に進展しています。2018年に『愛知県史 通史編2 中世1』が刊行され、斯波氏の動向について、織田氏と共に、尾張国の状況がまとめられました。2024年には、斯波義将に関する研究が発表されました。2025年には、斯波氏の分国(おもに越前・尾張・遠江国など)の支配についての研究書が刊行され、ここには『愛知県史』の成果が踏まえられるとともに、新たな解釈もなされています。今回の講座では、『愛知県史』の編さんに携わって執筆した立場から、最新の研究状況を紹介しつつ、新たな解釈などに対する私見を述べていく予定です。
全3回 | 開催日 | 開催時間 | テーマ |
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第1回 | 9月26日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 南北朝・室町期の斯波義将の立場 |
第2回 | 10月10日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 室町期の守護斯波氏の尾張支配機構 |
第3回 | 10月17日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 斯波氏の分国支配の特質と尾張国 |
日中文化交流の架け橋としての芸術
〈春日井市連携講座〉
- 講師:中部大学幼児教育学科教授 楊 奕
- 会場:高蔵寺ふれあいセンター
- 対象:一般
※春日井市在住、在勤、在学者優先 - 定員:30名
- 受講料:750円
- 応募方法:「広報春日井」9月号に掲載
- お問合せ:春日井市いきがい推進課 TEL.0568-85-6447
ガイド
芸術は、単なる美的表現として捉えられるものではなく、文化の双方理解や相互尊重、そして対話の媒介手段としても重要な意味を持っています。特に日本と中国は、古代から現代に至るまで、「感情の共有」や「非言語的な共感の場」として、芸術は多くの役割を果たしてきました。本講座では、以下の三つのテーマについて、資料や動画を用いながら、その具体的な様子を解説します。
全3回 | 開催日 | 開催時間 | テーマ |
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第1回 | 10月14日 (火曜日) | 午後2時 ~3時30分 | 人間形成や文化理解における芸術の可能性 |
第2回 | 10月21日 (火曜日) | 午後2時 ~3時30分 | 清末・民国期の中国人美術留学生の学びと帰国後の活動 |
第3回 | 10月28日 (火曜日) | 午後2時 ~3時30分 | 現代における日本のアニメを通じた文化交流 |
豊臣秀長の活動と豊臣政権
〈津島市連携講座〉
- 講師:中部大学歴史地理学科教授 水野智之
- 会場:津島児童科学館
- 対象:一般
- 定員:45名 ※定員になり次第締め切り
- 受講料:600円
- お問合せ:津島市社会教育課 TEL.0567-55-9421
ガイド
豊臣秀吉の弟秀長は、豊臣政権の重臣として秀吉の天下統一事業を支えていきました。本講座では、秀長の生涯から、その様子を探っていきます。
全2回 | 開催日・時間 | ガイド |
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第1回 | 11月1日 (土曜日) 午前10時~ 11時45分 | 〈天正13年7月までの羽柴秀長の動向〉秀長の前半生を扱います。 三木合戦、賤ケ岳の戦い、小牧・長久手の戦いなどを経て、秀吉が関白に就任する頃までを扱います。 |
第2回 | 11月15日 (土曜日) 午前10時~ 11時45分 | 〈天正13年8月以降の豊臣秀長の動向〉秀長の後半生を扱います。 秀長は大和国などを与えられ、3か国を支配する大名となりました。その後、秀長が没する天正19年までの状況を扱います。 |
【2025夏地域連携講座】
歴史から読み解く中国のいま
〈日進市連携講座〉
- 講師:中部大学歴史地理学科教授 一谷和郎
- 会場:日進市民会館
- 対象:一般
※日進市在住・在勤・在学者優先 - 定員:30名
- 受講料:1200円
- お問合せ:日進市学び支援課 TEL.0561-73-4158
ガイド
中国では、習近平政権が異例の3期目を発足させて3年経ちました。一党独裁ならではのゼロコロナ政策が日本人の記憶に新しいところですが、デジタル技術の躍進や急速なEV(電気自動車)シフトなど、近年この隣国は目を見張る成長も同時に私たちに見せつけてくれています。こうした中国の動きは否が応でも日本に影響を与えるものですが、私たち日本人には隣国の事情を理解することが難しく感じられることが多々あります。そこで本講座では、近現代の中国に現れた3人の人物を取り上げ、その事績とパーソナリティーを手がかりに、大国中国のいまを読み解いていきます。
全3回 | 開催日 | 開催時間 | テーマ |
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第1回 | 7月11日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 善政とは何か? ~ 帝国の王者、雍正帝(大清帝国第5代皇帝) |
第2回 | 7月18日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 強権とは何か? ~ 共和国の覇者、袁世凱(中華民国初代大総統) |
第3回 | 8月1日 (金曜日) | 午前10時~ 11時30分 | 愛国とは何か? ~ 行動する異端、毛沢東(中華人民共和国最高指導者) |


参加人数:24名
現代の思想家チャールズ・テイラーに学ぶ
〈春日井市連携講座〉
- 講師:中部大学経営総合学科准教授 梅川佳子
- 会場:春日井市東部市民センター
- 対象:一般
※春日井市在住、在勤、在学者優先 - 定員:30名
- 受講料:750円
- 応募方法:「広報春日井」6月号に掲載
- お問合せ:春日井市いきがい推進課 TEL.0568-85-6447
ガイド
1931年にカナダに生まれたチャールズ・テイラーは、現在、もっとも注目を集めている思想家の一人です。テイラーは、哲学、政治、歴史、宗教、自然環境などの多様な領域に関する膨大な著作を発表し、近代の再検討から多文化主義や環境論などに関して、広く問題提起を行っています。テイラーの主要な著作のいくつかは、日本語にも翻訳されており、2008年には京都賞を受賞しています。この講座では、テイラーが、どのような時代背景の中で思想を形成してきたのか、その思想を通じて近代をどのように再解釈したのか、そして人間と自然の関係をどのように捉え直してきたのかという点について、受講者の皆さんと一緒に考えていきます。
全3回 | 開催日 | 開催時間 | テーマ |
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第1回 | 7月11日 (金曜日) | 午後1時30分 ~3時 | テイラーの著作とその時代 |
第2回 | 7月18日 (金曜日) | 午後1時30分 ~3時 | テイラーにおける近代の再解釈:充溢した生き方(fullness) |
第3回 | 7月25日 (金曜日) | 午後1時30分 ~3時 | テイラーにおける自然:人間の表現と自己理解 |