2021年12月のメッセージを公開します

お知らせ

    2021年 総括

    大晦日です。今年も残り4時間弱となりました。7月からメッセージが更新できずに申し訳ありませんでした。

     新型コロナウイルス感染症の流行が始まって2年が経過しようとしています。今年もコロナに影響された1年でした。現在、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による感染がじわりと広がり、往来が活発化する年末年始を迎え、感染「第6波」が到来するとの見方も出ています。感染しないように注意してください。

     2021年はみなさんにとって、どのような1年でしたか?2020年と比べると多くの方にとって、大きな変化があった1年だったのではないでしょうか?
     社会では、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大が危ぶまれ、東京オリンピック・パラリンピックが直前まで実施可否が議論され、最終的には1年の延期と無観客開催という異例の状況下で開催されました。日本人選手がオリンピックで史上最多の27個、パラリンピックで13個の「金」メダルを獲得しました。今年の漢字は「金」でした。柔道では阿部一二三・詩の兄妹、新種目のスケートボードで男女ともに金メダルを獲得するなど、史上初の偉業にも注目され、コロナ禍の沈滞ムードの中、明るい話題となりました。また、エンゼルスの大谷翔平選手がアメリカ大リーグMVPを満票で受賞するなど、”リアル二刀流”でシーズンを通して活躍し、さらに男子ゴルフの松山英樹選手が日本人初のマスターズ制覇、将棋では藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、国内外でこれまで成し得なかった多くの金字塔が打ち立てられました。これらに関係があるのだと、想像しました。
     今年の漢字、2位は「輪」、3位は「楽」、4位は「変」、5位は「新」、6位は「翔」、7位は「希」、8位は「耐」、9位は「家」、10位は「病」だそうです。3位以降の漢字に注目してみました。コロナでも楽しめたから「楽」、新しい生活様式に慣れたから「新」、ワクチンを打って希望が見えたから「希」、コロナに耐えたから「耐」などと、世の中をポジティブに捉える傾向があるのだと感じました。

     2022年、こんな時代だからこそ、「ゴール設定」をうまく活用できるかどうかが、鍵になると思います。「思いつき」や「目先の欲」で目標設定をしても、うまくいきません。ただ、焦るだけです。決まった答えのない状況に対して一人で対応するのではなく、多角的な視点を持ったチームや集団で、個々の能力を最大限に発揮することが重要だと思います。ゴール設定を正しく定め、2022年を強く進めて行きましょう。
     学生サポートセンターは微力ではありますが、皆さんと一緒に進んで行くべく、支援をして行きます。どうぞ、よろしくお願いします。

     2021年、お世話になり、ありがとうございました。今年は悲しい事、楽しい事が色々とありました。中でも、痛恨の極みと表現するならば、大切な師である山田公夫不言実行館長が他界されたことです。悲しいことがあったからか、その裏返しで嬉しいことも多くありました。学生、教職員、みなさんからの温かい理解と支援には幾度となく、助けられました。ありがとうございました。
     2022年が健康で歓び喜びに満ち溢れる年でありますよう願っています。良き新年をお迎えください。

    学生サポートセンター長 伊藤 守弘