大場 裕一

発光生物学のスペシャリストになろう!

お知らせ

    環境生物科学科
    大場 裕一

    発光生物のスペシャリスト

    私たちは、発光キノコからホタル、深海魚まで、発光生物についてあらゆる角度から研究しています。発光生物の基礎研究に特化した研究室は世界でもごくわずか。日本では唯一ここだけですから、「光る生きものって、なんか面白い!」と思った人はぜひ、私たちといっしょに世界のオンリーワンを目指して研究してみませんか。この分野を研究している人は少ないので、専門家になる道も遠くありません。また、たとえ専門家にならなくても「これだけは自分が世界でいちばん知っている」という自信をつかむことは、あなたの将来に大きく影響するはずです。

    発光生物と環境

    自然を正しく理解するためには、さまざまなアプローチが必要です。そして、それらの根底を支えるのは「この世界にはどんな生物がどこに居て、どんな生活をしているのか」を把握することです。それぞれの生物分類群にはそれぞれの専門家がいます。私たちは、発光生物学の専門家です。

    発光生物は意外にも環境と深く関わっています。ホタルは、里山の自然環境を考えるときに必ず名前が挙がる重要なアイコン的存在です。また、地球上で生物が棲める空間の大部分は深海ですが、その光の届かない世界の生物たちの生態系に光る生物の存在が大きな影響を与えていることは間違いありません。つまり、発光生物を理解することは、地球環境を理解することでもあるのです。

    発光生物と科学教育

    環境問題の解決は、究極のところ教育と経済の問題に行き着くといわれます。ですから、未来の社会を担う子どもたちが科学に対する純粋な興味を育み、科学が理解できる社会人になってもらう教育は重要です。私たちは、発光生物を科学教育に使えるはずだと考えて、教育ツールとしての開発も行っています。「わぁ、光った!」と目を輝かせて驚く子どもたちの科学的好奇心を延ばしたいと思うのです。

    私たちの研究成果は、子どもから大人までの一般向けに行っている講演会や実験教室のほか、新聞、テレビ番組、科学雑誌、写真集、本などを通じて紹介され、子どもたちが科学の面白さに気づくきっかけを世の中に与えていると考えています。

    もっと知りたい人は

    研究室の詳しい紹介は研究室HPを見てださい。実際どんな研究をしているのか、どんな研究成果があるのか、こんな研究をしていて就職できるのか、などいろいろな疑問に対する答えが見つかると思います。さらに詳しく知りたい人は、私の著書もぜひ読んでみてください。