講義や実験はどんな内容?

お知らせ

    講義や実験はどんな内容?

    食品栄養科学専攻ではバイオサイエンスの基盤を徹底して学んだ上で、バイオと食品の応用分野を学修します。講義や学生実験をいくつか紹介します。

    食品化学

    食品化学

    食品の基本的成分の化学や、栄養素、嗜好性、機能性について学習します。また、収穫~流通の中で起こる化学・生物学的変化や食品加工技法・原理を化学的観点から捉え、食品産業界で役立つ知識、技術を習得します。

    食品機能学

    食品機能学

    食品の生理機能を肥満や糖尿病など生活習慣病の予防に役立てるため、さまざまな研究が進められています。その研究動向を知り、食品の新たな効能やそのメカニズム、効能評価のための手法を学びます。

    栄養生化学

    栄養生化学

    栄養素の化学的特徴、ヒトにおける栄養素の消化吸収と体内での動態、食事が生体機能に及ぼす影響などを学びます。食事により栄養成分を体内に取り込む仕組みと栄養素による健康への影響を学び、食の重要性を理解します。

    応用食品栄養科学

    応用食品栄養科学

    応用食品栄養科学では、ヒトの健康の維持・増進に貢献できる食品と栄養の機能を学びます。その中でも、特に健康の維持・増進に資する食品の科学、および運動・スポーツによる人体機能の向上に資する食品の栄養効果などを主な授業内容とします。

    食品分析学

    食品中のタンパク質や脂質といった栄養成分から、農薬、食品添加物のような危害因子の分析法について学びます。特に食の安全性に関わる法的基準のある成分については分析値の品質について理解します。

    応用微生物学

    卒業後に微生物を利用して製品(チーズや納豆、お酒・ビール等)を作る企業に就職したい方にとって、とても魅力的な実習です。製造方法や利用法について、講義や食品プラントを活用した実習を通じて学ぶことができます。

    生物化学

    なぜ我々は食べ物を食べると元気が出るのでしょうか?なぜ糖を過剰に摂取すると脂肪が溜まるのでしょうか?生物は栄養素として糖質、脂質、タンパク質などを摂取し、それらを代謝してエネルギーを取り出したり、体を構築したり、貯蔵したりすることで生きています。本講義では、生物の基盤となる糖質や脂質の代謝過程について学びます。

    分子生物学

    なぜ子は親に似るのでしょうか?なぜ人間からカエルが生まれないのでしょうか?遺伝物質であるDNAは安定に維持され時には変化し、生物に共通の仕組み(セントラルドグマ)に基づいて機能することで、親から子へ情報を伝えています。本講義では、生物の基盤となるDNAの維持、変化、複製、機能する仕組みについて学びます。

    微生物学

    微生物は生物の基本と考えて下さい。これが理解できないで高等生物(動物や植物等)が分かるはずはありません。基礎の基礎から発展まで含みますが、学生諸氏の理解度に合わせて丁寧に講義を行います。

    食品栄養・機能学実験

    食品栄養・機能学実験

    食品の生理機能や栄養機能が生体内でどのように作用するかを解析し、栄養状態による代謝変化を遺伝子レベルで解析します。

    食品製造・加工学実習

    食品栄養・機能学実験

    食品プラントに設置した製造・加工機械を利用して、加工食品などの製造実習を行います。原料処理、混合、分離、加熱、殺菌、冷却、包装などの各工程で食品技術者に求められる知識とスキルを学修します。

    生物化学実験

    タンパク質は生体構造や機能の最も基本的かつ不可欠な担い手であり、それなくして生命はあり得ません。本実験では、タンパク質の精製や分析に関する生化学実験技術およびその理論的基礎の学習を通して、タンパク質の特性を理解します。

    食品栄養科学セミナー

    3年生秋学期に、学生の希望を基に各研究室に仮配属され、各教員が専門とする分野について深い知識を身につけます。約8人の少人数クラスのため、学生は各教員とより濃密に接することができます。いわば、卒業研究のための準備を行います。

    卒業研究

    配属先の研究室の教員の濃密な指導の元で最先端の研究に携わり、専門領域を極めます。