全領域をカバーする教員構成と
充実した臨床実習施設。
教員構成のバランスが良く、作業療法すべての領域をカバーしています。加えて、充実した臨床実習施設で有意義な実践経験を積むことができます。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]

POINT 1
臨床能力の高い専門教員による授業、多様な臨床実習施設での教育により臨床能力と実行力を磨く。

POINT 2
対象者参加型の学内実習や地域参加型教育をとおして、多様な人々と協働する力を修得。

POINT 3
総合大学の環境を生かして、広い視野で物事を捉える教養、コミュニケーション力などを養う。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- ○作業療法士(国家試験の受験が可能)
〇は受験(受検)資格の取得が可能なもの。
想定される主な進路
就職率 100%(就職者数 / 就職希望者数)
身体障害領域
- 愛知医科大学病院
- 愛知県済生会リハビリテーション病院
- 春日井整形あさひ病院
- 一宮市立市民病院
- 一宮西病院
- 春日井市民病院
- 刈谷豊田総合病院
- 岐阜大学医学部附属病院
- 厚生連海南病院
- 市立恵那病院
- 総合上飯田第一病院
- 総合大雄会病院
- 高山赤十字病院
- 東海記念病院
- 名古屋掖済会病院
- 名古屋市立大学病院
- 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
- 藤田医科大学病院
- 三重県厚生連
- 三重県立総合医療センター
- 八千代病院
精神障害領域
- 桶狭間病院藤田こころケアセンター
- もりやま総合心療病院
発達障害領域
- 子どもの発達を支援する会きらら
- 東部地域療育センター ぽけっと ほか

STUDENT’S VOICE
学生の声

発達障がい児の保護者に必要な支援とは。心にも寄り添える作業療法士に。
身体と心の両面にアプローチできる魅力ある職業だと思い、作業療法士を目指しています。学ぶ上でモットーにしていることは、「発達障がいを“治そう”としてはいけない。一人一人の長所を見つけ、伸ばせるように環境を整備することが大切」という先生の言葉です。また、これまでも見学実習でさまざまな障がいのある人々と接し、行動のすべてに意図があると感じる場面がたくさんあったので、対象者の内面をくみ取った上でアプローチを考える重要性も実感しています。今後は、発達障がい児の育児支援をテーマに卒業研究を進めています。臨地実習や卒業研究をとおして保護者の心理を研究し、子どもの成長を喜ぶ気持ちや不安になる気持ちを理解しながら支援できる作業療法士になりたいです。
TEACHER’S VOICE
先生の声

障がいのある人々の「その人らしい暮らし」を実現する未来に向かって
向 文緒 教授 Fumio Mukai
作業療法士に求められる知識・技術・態度を、学内教育と臨床実習により身につけます。臨床実習はマンツーマン指導で実践的に学びます。地域在住の障がいのある方を授業協力者として招いて行う学内実習は、本学ならではの取り組みです。障がいのある人々がその人らしく暮らせる地域づくりも含め、多方面での活躍を期待しています。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目・生命健康科学部共通科目は除きます。
全学共通教育科目や人体の構造と機能に関する基礎医学科目を学修し、人と社会について理解を深めます。並行して、作業療法学の基本となる科目も学びます。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
解剖・組織学 生理学 生化学 生命物理化学 分子生物学概論 |
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疾病と障害の病態及び医療 |
病理学 微生物学 生涯人間発達論 |
保健医療と社会 |
公衆衛生学 社会福祉学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
臨床解剖学 臨床解剖学実習 臨床生理学 作業運動学入門 作業運動学 人間発達学 |
---|---|
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
|
リハビリテーション医学 |
|
医療英語 |
|
学科専門科目
基礎作業療法学 |
作業療法学入門 作業学講義 作業学実習A(基礎) |
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作業療法管理学 |
作業療法管理学Ⅰ |
作業療法評価学 |
|
作業治療学 |
|
地域作業療法学 |
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臨床実習 |
作業療法入門実習 |
研究法 |
|
臨床神経学や精神医学など、疾病や障がいを深く理解するための臨床医学科目に加え、作業療法評価に関する科目を配置し、対象者の状態を把握するための知識を深めます。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
栄養治療学 |
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疾病と障害の病態及び医療 |
臨床心理学 臨床病理学 薬理学 免疫学 疾病病態学概論 疾病治療学概論 |
保健医療と社会 |
環境衛生学 学校保健学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
体表解剖学及び実習 臨床生理学実習 作業運動学実習 |
---|---|
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
内科学 臨床神経学 精神医学 老年医学 整形外科学 小児科学 臨床心理学演習 栄養と疾病予防 臨床検査総論 |
リハビリテーション医学 |
リハビリテーション医学A(総論・神経系) リハビリテーション医学B(運動器等) 精神障害リハビリテーション |
医療英語 |
医療英語A(専門基礎系) |
学科専門科目
基礎作業療法学 |
作業学実習B(応用) |
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作業療法管理学 |
|
作業療法評価学 |
運動障害評価学 精神障害評価学 精神障害評価学実習 発達期障害評価学 |
作業治療学 |
運動障害作業療法学 運動障害作業療法学演習 高齢期障害作業療法学 認知・高次脳機能障害作業療法学 発達期障害作業療法学Ⅰ 日常生活活動支援学 |
地域作業療法学 |
地域作業療法学 精神障害地域作業療法学 生活環境論 |
臨床実習 |
臨床見学実習A(Ⅰ) 臨床見学実習A(Ⅱ) |
研究法 |
|
作業治療学など、実践的な評価技術の修得や作業療法の支援方法を身につけるための専門科目を開講し、講義をはじめ演習、実習をより多彩に展開しています。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
|
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疾病と障害の病態及び医療 |
|
保健医療と社会 |
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理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
スポーツ医学 |
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疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
外科学 一般臨床医学 放射線医学総論 |
リハビリテーション医学 |
リハビリテーション工学 |
医療英語 |
医療英語B(理学・作業専門系) |
学科専門科目
基礎作業療法学 |
|
---|---|
作業療法管理学 |
作業療法管理学Ⅱ |
作業療法評価学 |
運動障害評価学実習 発達期障害評価学実習 |
作業治療学 |
ハンドセラピー学 中枢神経障害作業療法学 中枢神経障害作業療法学演習 内部障害作業療法学 作業療法事例研究法 精神障害作業療法学 精神障害作業療法学演習 SST入門 発達期障害作業療法学Ⅱ 発達期障害作業療法学演習 装具作業療法学 装具作業療法学演習 日常生活活動支援学演習 職業関連活動作業療法学 ジョブコーチ入門 |
地域作業療法学 |
高齢期障害地域作業療法学 発達期障害地域作業療法学 国際協力とリハビリテーション |
臨床実習 |
臨床見学実習B 臨床評価実習 |
研究法 |
作業療法研究法 作業療法研究法演習 統計学 |
病院や施設で作業療法全般の技術を実践するため、8週間にわたる総合臨床実習を2施設で実施します。卒業研究では科学的な視点から作業療法を捉える能力を養います。
生命健康科学基盤科目
人体の構造と機能Ⅰ |
|
---|---|
疾病と障害の病態及び医療 |
|
保健医療と社会 |
生命倫理学 |
理学療法学科・作業療法学科共通専門基礎科目
人体の構造と機能Ⅱ |
健康増進学 |
---|---|
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進 |
|
リハビリテーション医学 |
|
医療英語 |
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学科専門科目
基礎作業療法学 |
|
---|---|
作業療法管理学 |
|
作業療法評価学 |
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作業治療学 |
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地域作業療法学 |
特別支援教育と作業療法 |
臨床実習 |
総合臨床実習A 総合臨床実習B |
研究法 |
身体障害作業療法事例研究法演習 高齢期障害作業療法事例研究法演習 高次脳機能作業療法事例研究法演習 精神障害作業療法事例研究法演習 発達期障害作業療法事例研究法演習 卒業研究 |
学ぶ科目の例
03PICK UP
障がいのある人が自分らしく生きることを支援できる作業療法士を育てる
臨床経験が豊富な臨床実習指導者のもとで臨床実習

臨床実習
専門教員全員が作業療法士の資格を持ち、臨床経験を有しています。現在も臨床で活躍する作業療法士との交流を大切にしているため、東海3県にある病院・施設でほとんどの臨床実習が可能です。大学から近く、信頼できる病院・施設の指導者のもとでの臨床実習は、学生にとって大変有意義なものになっています。

義手を使用した生活動作の訓練

輪投げを使用した訓練では、上肢の機能回復のみでなく坐位バランスの改善が期待できます。

認知機能検査の実習

陶芸を用いた作業療法実習

子どもの心身機能の検査実習
豊かな学びにつながる地域連携

地域で生活している障がいのある方々を授業協力者としてお招きしたり、学生が近隣の地域に伺い地域住民との交流活動を行ったりすることで、地域との連携を深めています。学生は、スマホ講座の講師や、余暇活動の企画・運営、地域住民主催の活動への参加を経験することにより、世代の異なる方々の活動実態を知り、時には困りごとを解決するための丁寧な関わりを実践しています。
資格取得サポート
取得が期待される資格

- ■作業療法士(国家試験受験資格)
国家試験対策

業者の模試や各教員の専門性を生かした国試に役立つ講義などを行っています。また学生たちが一人で勉強するだけでなく、お互いが学んだ知識の提供や苦手な部分を補い合えるようにグループ学習も実施しています。
実習施設と連携する作業療法実習センター
実習施設との連絡調整、教育目標や臨床実習目標の共有、臨床実習指導者との懇談を行い、実習施設と大学の相互の協力関係を構築し、病院や施設での実習において学生が多くの学びを得られるようにサポートします。
アドバイザー制度
学修や進路について、教員だけでなく上級生にも相談ができるようなアドバイザー制度を設けています。学科の全学生が参加し、各学年混合グループを作り、学年をまたいだ交流や定期試験・臨床実習の情報交換をしています。