〈表紙の作家〉ケイト・ランゲル―ケイト的なエピファニー◎小島 亮
[特集]加藤秀俊をめぐる環
[巻頭言]加藤秀俊をめぐる環─を世に送るにあたって◎小島 亮

B5判 502頁
定価: 本体2000円+税
発売:風媒社(2011年11月30日)
ISBN:4-8331-4094-0
特集
- 知のアリーナI 題名のないシンポジオン
─加藤 秀俊 語り尽くすための序曲:
井上 輝夫・鷲見 洋一・前田 富士男・平井 芽阿里・岩間 優希・影浦 順子・竹川 慎吾・小島 亮 - 知のアリーナII 知識と社会について
─若い世代、加藤秀俊と語る1:
赤上 裕幸・岩間 優希・影浦 順子・白戸 健一郎・玉田 敦子・長崎 励朗・平井 芽阿里・松永 智子 - 知のアリーナIII 時間と文化について
─若い世代、加藤秀俊と語る2:
赤上 裕幸・岩間 優希・影浦 順子・白戸 健一郎・竹川 慎吾・玉田 敦子・長崎 励朗・平井 芽阿里・松永 智子 - 資料 加藤秀俊の出発点 東京商科大学(現・一橋大学)卒業論文 アメリカ社會学の理論性格 ─その歴史意識と関連して
加藤秀俊の卒業論文を読む:竹川慎吾 - 資料
- 加藤秀俊英文論考I 読者のいない作者(西原麻里訳)
- 加藤秀俊英文論考II 漫画、革命、自然主義(西原麻里訳)
- 山本有造教授最終講義 私の経済史研究:山本 有造・松村 高夫・山室 信一・鷲見 洋一・小島 亮
Article
- 星と動物(2) 獣帯(黄道12宮)の蟹・獅子・乙女
─アラブ・イスラム世界のフォークロア:堀内 勝
Interface
- アドルノにおける観相学と「社会」への問い
─ホネットとボンスの解釈を踏まえて―:表 弘一郎 - 金史良の「草深し」を読む
─テクスト分析による試み:朴 銀姫 - 本田美奈子 を再評価する
【PHOTO ESSAY】 本田美奈子と朝霞という街:平 修一 - ソウルシンガーとしての本田美奈子:小島 亮
Portfolio
- 〈1〉加藤秀俊ア・ラ・カルト
- 加藤秀俊先生に学んだ日々:津金澤 聰廣
- ひとつの加藤秀俊論:竹内 洋
- “コミュニケイション史”の構想
―加藤秀俊『文化とコミュニケイション』を再読する:佐藤 卓己
- 一九七〇年 加藤先生と私たち:疋田 正博
- 調査報告 加藤秀俊 @zinbun.kyoto-u.ac.jp:富永 茂樹
- 一九七四年 秋 目白:青羽 芳裕
- 加藤秀俊先生から学んだこと:渡辺 武達
- カツオのフィールドワーク
~私の「水産社会学」研究の原点にある加藤秀俊先生~:若林 良和
- 加藤秀俊先生と学習院大学つながりで今日まで:高橋 一男
- 〈2〉文化と学問へのプロローグ
- 北米における現地日本語教科書類の特色・種類・歴史
―戦前期シアトル版全二八巻完全復刻作業で考えたことども:奥泉 栄三郎 - ローカルコンテンツの話:小野 桂之介
- 自然エネルギー ―形容詞でなくて数値で:村岡 克紀
- アルジェから見たチュニジア革命:桃井 治郎
- モンスーンに吹かれて
─青山背後の孤高たち「チベット南東部」:ハナ ヌスビト - 「光クラブ」事件と山崎晃嗣をめぐる言説についての覚書:杉本 和弘
- 戦後六五、六六年八月の戦争体験者の報道を振り返る
―北陸中日新聞で取材に関わって―:宮畑 譲 - 『ひと夏にかけた夢~からくり人形師・八代目玉屋庄兵衛』:近藤 尚
- 北米における現地日本語教科書類の特色・種類・歴史
自著を語る
- 『移動する理論─ルカーチの思想』:西角 純志
- 『古代語の謎を解く』:蜂矢 真郷
書評論文
- 聖徳太子不在説に関する二、三の問題
―大山誠一氏の業績に寄せて―:宮川克己
新刊旧刊
- 『朽ちていった命』:古川 圭子
- 『沖縄宮古島下地民俗誌』:平井 芽阿里
- 『わたしはホロコーストから生まれた』:栃井 裕美
- 『自ら墓標を建つ』『人間・風土の社会科学』:竹川 慎吾