ARENA 2014 第17号

お知らせ

    〈表紙の作家〉ナターリア・スヴェレン
    [口絵]ナターリア・スヴェレンの可能性◎小島 亮
    [特集]工学の構想力―中部大学の提案―
    [巻頭言]工学の次なる夢と発展に向けて◎後藤俊夫

    ARENA2014第17号

    B5判528頁
    定価: 本体2000円+税
    発行: 中部大学
    発売:風媒社(2014年11月5日)
    ISBN:4-8331-4118-5

    特集 工学の構想力―中部大学の提案―

    <座談会1>

    • 理工学の将来―自然とユニバーサリティの再認―:飯吉 厚夫・平田 豊・高丸 尚教・藤吉 弘亘

    <座談会2>

    • 近未来の工学部を考える―工学から理工学へ、そして世界へ―:松尾 直規・後藤 俊夫・石原 修・平田 豊

    <論考 工学研究のフロンティア>

    • モノの仕組みづくりとしての制御工学:十河 拓也
    • 夢の機械―自己増殖するロボット:大日方 五郎
    • 材料系プラズマにおける想像力とブレイクスルー:中村 圭二
    • モータ研究開発への期待:中村 雅憲
    • レーザが創る不思議な世界:葛谷 幹夫
    • ナノカーボン超高感度センサーによる感染症との闘い:河原 敏男・玉田 敦子
    • インターネットを活用した情報活用:保黒 政大
    • 都市をつくる熱気/都市を持続する活力
      ―北大東・豊川・高蔵寺における実践的都市デザイン研究―:服部 敦
    • 都市河川堀川の水環境に関する研究報告:武田 誠
    • 「見えるもの」だけでなく「見えないもの」も
      ―建築とデータ計測・制御について―:山羽 基
    • 最近の設計と研究で考えていること:早川 紀朱
    • 光でカタチが変わる分子、ポリ酸の光化学反応:石川 英里
    • 液体をソフトに固める「低分子ゲル化剤」の開発:藪内 一博
    • 3次元情報復元・医療画像診断支援のためのコンピュータビジョン:岩堀 祐之
    • 昆虫脳をヒントにした学習エンジンとその応用:山内 康一郎

    <工学教育の今―中部大学の場合―>

    • 機械工学科の現状と課題:水谷 秀行
    • 電気システム工学科50周年の節目に大学教育について思うこと:後藤 英雄
    • 中部大学工学部電子情報工学科におけるデザイン能力教育の現状と課題:石井 清
    • 都市建設工学科における教育の現状と課題:磯部 友彦
    • 建築学科とJABEE:勅使川原 誠司
    • ある専門講義科目から見た教育の現状:高橋 誠
    • 情報工学科における教育の現状:常川 光一

    <ディスカッション>

    • 政治、科学、そして大学について語り合う:石田 芳弘・武田 邦彦

    ポートフォリオ

    〈1〉工学技術の現場から

    • 技術革新とリーダーシップ:小林 繁
    • 特許庁の審査官の仕事と職場環境:山田 康孝
    • 「あったらいいな(読聴器)」を追い求めて:安原 孝雄
    • 通信の発展を夢見て:瀬尾 英重
    • 大学時代から新幹線の業務に挑戦するまで:日置 梓
    • 航空宇宙産業に携わってきて感じること:日當瀬 政彦
    • 環境問題に取り組んで:奥田 篤史

    〈2〉工学研究と教育をめぐって

    • 48年の教育・研究生活を経て―研究途中経過―:松井 景樹
    • 地域・交通政策の研究と大学の地域貢献:竹内 伝史
    • 少子高齢化と機械工学の関連について:長谷川 正義
    • 情報工学の教育研究を振り返って:三宅 康二
    • さらなる飛躍に挑戦:仁藤 藤子
    • 製図準備室から見えるもの:大津 美加
    • 楽しい就職活動のススメ:加川 敏規

    〈3〉学問のプロムナード

    • 鬼頭鍋三郎の滞欧:中山 真一
    • ロビン・ジョージ・コリングウッドを通じて、日本語の哲学造語を分解する:早川 健治
    • ロナルド・P・ドーアさん見聞記:長島 信弘
    • トランスナショナルコミュニケーション時代における「日本」文化:高馬 京子
    • 世の中を良くするための「政策分析」入門:安良岡 悟
    • 味蕾の応えあわせ:南 基泰・金村 華代

    レクチャー

    • わが人生のプラズマ宇宙:石原 修
    • 伊勢と出雲の謎を解く:大山 誠一

    論文

    • ヴァージニア・ウルフとロシア・バレエ団
      ―イギリス・モダニズム小説における身体―:伊藤 裕子

    インターフェイス

    • 「ある」という語の文法的諸問題
      ―文法史における有(存在)の理解―:大橋 良介
    • 占領期日本におけるソビエト映画
      ―〝文化冷戦〟の諸相をめぐって(1):陶山 幾朗
    • 対馬忠行と姫岡玲治
      ―日本マルクス主義の黄昏―:影浦 順子

    特別論考

    • 広島、長崎、ウラル、チェルノブイリ、福島
      ―歴史に刻まれた国際原子力村の相互支援―:佐々木 洋
    • カロライン・フート号婦人図をめぐる若干の考察
      ―ペリーとハリスのはざまで―:山本 有造

    名古屋を読む

    • 名古屋の能楽界の現状:林 和利

    シンポジウム 「富士山と文化遺産」

    • 自然環境における芸術―その危機と克服:鈴木 隆敏
    • 世界遺産としての富士山―日本文化における意義:近藤 誠一

    自著を語る

    • 『包丁侍舟木伝内』:綿抜 豊昭
    • 『メカトロニクスの基礎と応用』『超精密マイクロ切削加工』
      『多軸・複合加工用CAM』:竹内 芳美

    新刊旧刊

    • 『クロアティアのアニメーション 人々の歴史と心の映し絵』:栃井 裕美
    • 『本当の戦争の話をしよう』:岩間 優希
    • 『ベトナム観光公社』:岩間 優希
    • 『死刑判決は『シルエット・ロマンス』を聴きながら』:片岡 健