「環境」をキーワードに多彩な
研究・フィールドワークを体験。
自然の中で学ぶフィールドワーク、実習農場や植物工場などでの研究、最新の分析・研究法を学ぶ授業など、多彩に体験できることが学科の魅力です。
01学科の概要
01学科の概要
卒業までに何が得られるの?
[学びのポイント]

POINT 1
遺伝子から生態系の知識・技能、グローカルに貢献するリーダーに必要な能力を修得する。

POINT 2
自然環境を取り巻く多様な主体と協働して取り組む能力と学び続ける力を培う。

POINT 3
生物多様性を担保した持続可能な社会を実現するための調査・情報収集力、課題解決力を修得。
就職・キャリアデータ
取得が期待される資格
- ●高等学校教諭一種免許状(理科)
- ●高等学校教諭一種免許状(農業)
- ●食品衛生管理者
- ●食品衛生監視員
- ◎甲種危険物取扱者
- ●学芸員
●は所定の単位を修得後に資格の取得が可能なもの。
◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受験資格を要しないもの)。
想定される主な進路
就職率 98.8%(就職者数 / 就職希望者数)
企業
- イカリ消毒
- エヌエス環境
- 江ノ島マリンコーポレーション
- 覚田真珠
- 環境プロデュース
- 岐阜県公衆衛生検査センター
- JAあいち経済連
- JA愛知みなみ
- タキイ種苗
- 中央設計技術研究所
- 中外テクノス
- 中部地質試験所名古屋
- 中部プラントサービス
- ツキオカフィルム製薬
- 富山市ファミリーパーク公社
- 豊橋園芸ガーデン
- 中北薬品
- 中日本高速道路
- 中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋
- 三井酢店
- 百瀬すいか園
- 山崎製パン
- わかば農園
官公庁
- 農林水産省
- 岐阜県教育委員会
- 長野県教育委員会
- 大町市役所
- 春日井市役所
進学
- 中部大学大学院
- エジンバラ大学大学院
- 岐阜大学大学院 ほか

STUDENT’S VOICE
学生の声

ホタルイカの発光メカニズムは?一人1生物を担当し、世界初の研究に挑戦!
高校生の頃、都内で行われた大場先生のシンポジウムに参加したことで発光生物の研究に強い興味を持ちました。1年次から「ちゅとラボ」でヒメボタルの研究に携わり、3年次からは念願の大場研究室に所属することができました。「一人1生物」の研究室で、現在はホタルイカを担当しています。ホタルイカの発光反応を司る遺伝子の解明を試みています。世界初の研究で前例がないため、参考になる論文を読み、先生にアドバイスをいただきながら、失敗と成功を繰り返して研究を進めています。発光生物の研究を重ねるごとに興味は深まり、大学院に進学することを決めました。学会で発表できる研究結果を出し、将来は子どもたちに生物の魅力を伝える水族館職員になりたいです。
TEACHER’S VOICE
先生の声

大きな可能性をもつ環境生物学を学び環境問題の解決をリードする人材へ。
程木 義邦 准教授 HODOKI Yoshikuni
環境生物学は環境問題の解決に不可欠であり、さらなる研究の発展が期待されています。例えば水の中の微生物は、その働きが未知の種が多く、水環境や水資源の保全のため、さらなる研究が期待されています。本学科で幅広く高度な自然科学の知識・技術を修得し、企業や地域で生物多様性の保全や持続可能な社会の実現を牽引する人材になるよう願っています。
02科目・カリキュラム
- 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
- 全学共通教育科目は除きます。
教養科目とともに、応用生物学部の共通科目を学びます。学科の専門科目では、環境や生物に意識を持つための学びからスタートします。実験の授業も秋学期から行います。
学科専門教育科目
学部基礎科目 |
基礎数学 基礎化学 基礎生物学 基礎地学 無機化学 有機化学Ⅰ 有機化学Ⅱ 微生物学Ⅰ 生物化学Ⅰ 分析化学 推計学入門 基礎生物学・基礎化学実験 分析化学実験 |
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学科専門科目 |
環境問題入門 環境生物科学入門 動物科学 自然保護論 生物多様性概論 植物科学 |
関連科目 |
|
応用生物学部の共通科目を学びつつ、地球環境や環境化学、農学、動物生理学、食品化学といった各分野の専門科目、実験を行う科目を多く学びます。
学科専門教育科目
学部基礎科目 |
有機化学Ⅲ 微生物学Ⅱ 生物化学Ⅱ 分子生物学Ⅰ 分子生物学Ⅱ 細胞生物学 機器分析化学 物理化学 有機化学実験 微生物学実験 食品化学基礎実験 生物化学実験A 生物化学実験B |
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学科専門科目 |
地球環境学 植物生理学 環境化学 動物生理学 環境動物学 生態学概論 土壌圏環境学 農学概論 フィールド実習 |
関連科目 |
食品化学Ⅰ 食品化学Ⅱ |
春学期までは学科の専門科目、実験を行う科目を中心に学びます。秋学期からは研究室に配属となり、ゼミに参加しながら卒業研究に向けた学びと準備を行います。
学科専門教育科目
学部基礎科目 |
基礎物理学 基礎物理学・基礎地学実験 |
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学科専門科目 |
環境分析学 細胞工学 環境工学 水圏環境学 動物栄養学 環境評価学 バイオマス論 植物遺伝資源論 園芸生産学 生物機能形態学 インターンシップA インターンシップB インターンシップC 環境生物科学セミナーA 環境生物科学セミナーB 環境植物学実験 分子生物学実験 水圏環境分析実験 動物学実験 土壌圏環境実験 フィールド実習 |
関連科目 |
プログラミング 食品衛生学 |
それぞれが卒業研究のテーマを設定し、1年をとおして配属された研究室で研究に取り組みます。研究室によっては、学会への参加や発表の機会がある場合もあります。
学科専門教育科目
学部基礎科目 |
生物倫理学 |
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学科専門科目 |
環境生物科学演習 卒業研究 フィールド実習 |
関連科目 |
バイオインフォマティクス |
学ぶ科目の例
03PICK UP
環境分野のエキスパート・研究として社会に貢献できる力を身につける
第二のキャンパス。環境保全教育研究センター

生息環境・生態調査
環境保全教育研究センター(岐阜県恵那市)は、地域の希少野生生物の保全と共存、里山の伝統文化の保存と維持や地域ゼロエミッションを目指して本学学生だけでなく、地域住民の環境教育・研究の場として設立されました。本センターは希少な生物の宝庫で、教員、学生が宿泊しながら実践的なフィールドワークを行える宿泊施設、ゼミ室が完備されていて、年間を通じて環境教育・研究が実施されています。
実践的な教育をとおした教員、学芸員、食品衛生関連の資格取得

農業体験
高等学校教諭一種免許状「理科」「農業」といった資格取得に必要な実践知を学修するための実習農場での田植え・稲刈り実習、学芸員資格のための地域の動植物園、自然史博物館での実習があります。また、食品産業が盛んな東海地方での就職に有利になる食品衛生管理士、食品衛生監視員の資格が取得できるように、食品関連の授業、学生実験も履修することができます。
バイオ研究で上質な日本酒・ワインを開発

中部大学発の優れた個性を持つ日本酒・ワインの開発と人材養成を目指す学生参加型のプロジェクトです。あいち産業科学技術総合センターの協力のもと、本学が分離した天然フヨウ花酵母を用いて東春酒造(株)にて日本酒「白亞」を醸造し、広く販売しています。新たな醸造製品開発を目指し、学生が参加してお酒の成分分析や酵母の解析を続けています。