Environmental Biology Environmental Biology

Environmental Biology

環境生物科学科

生物と環境への見識を深め、21世紀の環境創造に貢献できる人間の育成へ

農学・理学・工学・医学・薬学の各分野を融合させた新しい枠組みにおいて環境生物科学を深く学び、あらゆる産業・社会分野で求められる環境分野のエキスパート・研究者として活躍し、社会に貢献できる力を身につけます。

お知らせ

    01学科の概要

    卒業までに何が得られるの?
    [学びのポイント]

    学びのポイント1

    POINT 1

    遺伝子から生態系の知識・技能、グローカルに貢献するリーダーに必要な能力を修得する。

    学びのポイント2

    POINT 2

    自然環境を取り巻く多様な主体と協働して取り組む能力と学び続ける力を培う。

    学びのポイント3

    POINT 3

    生物多様性を担保した持続可能な社会を実現するための調査・情報収集力、課題解決力を修得。

    就職・キャリアデータ

    取得が期待される資格

    • 高等学校教諭一種免許状(理科)
    • 高等学校教諭一種免許状(農業)
    • 食品衛生管理者
    • 食品衛生監視員
    • 学芸員
    • 甲種危険物取扱者

    ●は所定の単位を修得後に資格の取得が可能なもの。
    ◎はその他、各学部・学科に関連する資格(受験資格を要しないもの)。

    主な進路

    就職率 100%(就職者数 102 / 就職希望者数 102)

    企業
    • フィールコーポレーション
    • アピ
    • 乗馬クラブクレイン
    • トヨタ自動車
    • 山崎製パン
    • 中外テクノス
    • 天野エンザイム
    • JAあいち知多
    • JAあいち経済連
    • JAぎふ
    • 中部資材
    • エステム
    • 江ノ島マリンコーポレーション
    • 軽種馬育成調教センター
    • 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋
    • 大内山動物園
    • イカリ消毒
    • ヤマナカ
    • 平和堂
    • 東産業
    • テイコク
    • セントラルトリニティ
    • 名古屋青果
    • シー・アイ・シー
    • アース環境サービス
    • パナソニック環境エンジニアリング
    • 東清
    • フジパングループ本社
    • スズケン
    • 佐久間森林組合
    • アニマルエスコートサービス
    • JAあいち豊田
    • セントライ青果
    • JAあいち海部
    • 愛知ペット専門学校
    • バローホールディングス
    • 三和油化工業
    • 三嶋牧場
    • JA伊勢
    • チェリオ中部
    • 愛知水と緑の公社
    • 北海道ワイン
    • トヨタ紡織
    • 東海環境エンジニア
    • ウォーターエージェンシー
    官公庁
    • 大府市役所
    • 林野庁
    • 岐阜県教育委員会
    • 愛知県警察本部
    • 中津川市役所
    • 愛知県庁
    • 愛西市役所
    • 名古屋市消防局
    • 岐阜市消防本部
    • 愛知県教育委員会
    進学
    • 中部大学大学院
    • 信州大学大学院
    • 京都大学大学院
    • 名古屋大学大学院
    • 滋賀県立大学大学院 ほか

    STUDENT’S VOICE

    学生の声

    応用生物学部 環境生物科学科

    ホタルイカの発光メカニズムは?一人1生物を担当し、世界初の研究に挑戦!

    高校生の頃、都内で行われた大場先生のシンポジウムに参加したことで発光生物の研究に強い興味を持ちました。1年次から「ちゅとラボ」でヒメボタルの研究に携わり、3年次からは念願の大場研究室に所属することができました。「一人1生物」の研究室で、現在はホタルイカを担当しています。ホタルイカの発光反応を司る遺伝子の解明を試みています。世界初の研究で前例がないため、参考になる論文を読み、先生にアドバイスをいただきながら、失敗と成功を繰り返して研究を進めています。発光生物の研究を重ねるごとに興味は深まり、大学院に進学することを決めました。学会で発表できる研究結果を出し、将来は子どもたちに生物の魅力を伝える水族館職員になりたいです。

    TEACHER’S VOICE

    先生の声

    程木 義邦 准教授 Yoshikuni Hodoki

    大きな可能性をもつ環境生物学を学び環境問題の解決をリードする人材へ。

    程木 義邦 准教授 HODOKI Yoshikuni

    環境生物学は環境問題の解決に不可欠であり、さらなる研究の発展が期待されています。例えば水の中の微生物は、その働きが未知の種が多く、水環境や水資源の保全のため、さらなる研究が期待されています。本学科で幅広く高度な自然科学の知識・技術を修得し、企業や地域で生物多様性の保全や持続可能な社会の実現を牽引する人材になるよう願っています。

    02科目・カリキュラム

    • 紹介しているカリキュラムは、2024年度の内容です。
    • 全学共通教育科目は除きます。

    教養科目とともに、応用生物学部の共通科目を学びます。学科の専門科目では、環境や生物に意識を持つための学びからスタートします。実験の授業も秋学期から行います。

    学科専門教育科目

    学部基礎科目

    基礎数学

    基礎化学

    基礎生物学

    基礎地学

    無機化学

    有機化学Ⅰ

    有機化学Ⅱ

    微生物学Ⅰ

    生物化学Ⅰ

    分析化学

    推計学入門

    基礎生物学・基礎化学実験

    分析化学実験

    学科専門科目

    環境問題入門

    環境生物科学入門

    動物科学

    自然保護論

    生物多様性概論

    植物科学

    関連科目

    応用生物学部の共通科目を学びつつ、地球環境や環境化学、農学、動物生理学、食品化学といった各分野の専門科目、実験を行う科目を多く学びます。

    学科専門教育科目

    学部基礎科目

    微生物学Ⅱ

    生物化学Ⅱ

    分子生物学Ⅰ

    分子生物学Ⅱ

    細胞生物学

    機器分析化学

    物理化学

    有機化学実験

    微生物学実験

    食品化学基礎実験

    生物化学実験A

    生物化学実験B

    学科専門科目

    地球環境学

    植物生理学

    環境化学

    動物生理学

    環境動物学

    生態学概論

    土壌圏環境学

    農学概論

    フィールド実習

    関連科目

    食品化学Ⅰ

    食品化学Ⅱ

    春学期までは学科の専門科目、実験を行う科目を中心に学びます。秋学期からは研究室に配属となり、ゼミに参加しながら卒業研究に向けた学びと準備を行います。

    学科専門教育科目

    学部基礎科目

    基礎物理学

    基礎物理学・基礎地学実験

    学科専門科目

    環境分析学

    細胞工学

    環境工学

    水圏環境学

    動物栄養学

    環境評価学

    バイオマス論

    植物遺伝資源論

    園芸生産学

    生物機能形態学

    インターンシップスタートプログラム

    インターンシップ

    環境生物科学セミナーA

    環境生物科学セミナーB

    環境植物学実験

    分子生物学実験

    水圏環境分析実験

    動物学実験

    土壌圏環境実験

    フィールド実習

    関連科目

    プログラミング

    食品衛生学

    それぞれが卒業研究のテーマを設定し、1年をとおして配属された研究室で研究に取り組みます。研究室によっては、学会への参加や発表の機会がある場合もあります。

    学科専門教育科目

    学部基礎科目

    生物倫理学

    学科専門科目

    環境生物科学演習

    卒業研究

    フィールド実習

    関連科目

    バイオインフォマティクス

    学ぶ科目の例

    生物多様性概論

    生物多様性概論

    さまざまな生物について、進化の過程や他の生物との関わりを学びます。また、地球がいかに生物多様性に富んだ環境であるかを理解した上で、多様な生物が生存できる環境についての学びを深めます。

    水圏環境分析実験

    水圏環境分析実験

    学内の人工池で基本的な水環境の調査を実践するとともに、湖沼の水温や光環境の特性を学びます。また、身近な湖沼や河川で採取したサンプルを用いて水質分析やプランクトンの観察を行い、水環境における生物と無機的環境の関係について学びます。

    バイオマス論

    バイオマス論

    地球温暖化や化石燃料の枯渇といった社会問題についてクローズアップしながら、持続可能な社会の実現に関して考察するとともに、バイオマス利用によるエネルギー・原料の脱石油化について学びます。

    03PICK UP

    環境分野のエキスパート・研究として社会に貢献できる力を身につける

    第二のキャンパス。環境保全教育研究センター

    生息環境・生態調査
    人工林の間伐実習

    生息環境・生態調査
    環境保全教育研究センター(岐阜県恵那市)は、地域の希少野生生物の保全と共存、里山の伝統文化の保存と維持や地域ゼロエミッションを目指して本学学生だけでなく、地域住民の環境教育・研究の場として設立されました。本センターは希少な生物の宝庫で、教員、学生が宿泊しながら実践的なフィールドワークを行える宿泊施設、ゼミ室が完備されていて、年間を通じて環境教育・研究が実施されています。

    実践的な教育をとおした教員、学芸員、食品衛生関連の資格取得

    農業体験
    田植え実習

    農業体験
    高等学校教諭一種免許状「理科」「農業」といった資格取得に必要な実践知を学修するための実習農場での田植え・稲刈り実習、学芸員資格のための地域の動植物園、自然史博物館での実習があります。また、食品産業が盛んな東海地方での就職に有利になる食品衛生管理士、食品衛生監視員の資格が取得できるように、食品関連の授業、学生実験も履修することができます。

    バイオ研究で上質な日本酒・ワインを開発

    日本酒「白亜」
    日本酒「白亜」

    中部大学発の優れた個性を持つ日本酒・ワインの開発と人材養成を目指す学生参加型のプロジェクトです。あいち産業科学技術総合センターの協力のもと、本学が分離した天然フヨウ花酵母を用いて東春酒造(株)にて日本酒「白亞」を醸造し、広く販売しています。新たな醸造製品開発を目指し、学生が参加してお酒の成分分析や酵母の解析を続けています。

    研究室紹介

    大場 裕一研究室

    大場 裕一研究室

    発光生物の科学で世界をリード。

    里山のホタルから、森の発光キノコ、超深海の発光魚まで、あらゆる環境に適応して暮らす発光生物を科学する、世界でも珍しい「発光生物の基礎研究」が専門の研究室です。大規模な国際共同研究も多いですが、キャンパス内のヒメボタルやホタルミミズなど身近な発光生物の調査も重要なテーマです。「生き物が光るって不思議!」その科学的好奇心が、私たちの原動力です。

    武井 史郎研究室

    武井 史郎研究室

    魚のからだの構造、成分、生態。さまざまな環境で生きる魚類を研究する。

    川魚から深海魚まで、いろいろな魚を用いた研究を行っています。からだの構造や生体内成分を比較調査することでその機能や生態学的な役割を解明し、進化生物学、生物多様性、海洋環境問題などへの学術的な寄与を目指しています。近年は、新しい透明標本の開発や水族館などへの標本展示の提供・協力も行っており、これらの活動を通じて一般の方々への学術的な支援も目指しています。

    堀部 貴紀研究室

    堀部 貴紀研究室

    植物工場で地元の名産品サボテンを栽培。

    本学がある愛知県春日井市の名産品である観賞用・食用サボテンを、LEDによる光環境で完全管理された植物工場で水耕栽培を行い、研究しています。研究成果は地元イベントでも発表を行っています。また、研究成果を生かして、サボテンを活用した地域活性化を目指して、市内の農家や事業者とともに地域活性化を目指した活動を実施しています。