ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」
ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」
方針概要
「環境生物」に関連する高度な専門知識、技術、スキルと、それらを実社会で活用する能力、さらに自ら学び続ける能力を有した専門職業人・有識社会人として、以下に示した力を身につけた者に対し学位を授与する。
①社会で必要とされる知識・技能
「環境生物学」を理解する基盤となる自然科学の知識と技術を身につけるとともに、専門職業人・有識社会人として活躍するために要求される知識・技能、スキル、調査・情報収集力、課題設定力を修得し、生物多様性を担保した持続可能な社会の実現に貢献できる。
中部大学で身につく汎用力※
- 豊かな教養
- 専門的知識・技能
- 「中部大学で身につく汎用力」について
本学では、建学の精神として「不言実行、あてになる人間」を掲げています。その基本理念(中部大学は、「不言実行、あてになる人間」を信条とし、豊かな教養、自立心と公益心、国際的な視野、専門的能力と実行力を備えた、信頼される人間を育成するとともに、優れた研究成果をあげ、保有する知的・物的資源を広く提供することにより、社会の発展に貢献します。)を踏まえ、「中部大学で身につく汎用力」(9つの能力で構成)を定めています。各科目においては、9つの能力のうち、それぞれ関連性の高い能力が紐づけられており、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた目標を達成するために、体系的な科目編成がなされています。また、科目間の関連や科目内容の難易度を表す「科目ナンバリング」を行うとともに、「カリキュラム・マップ」、「カリキュラム・ツリー」によりその体系性を明らかにしています。
②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力
生物多様性を担保した持続可能な社会の実現に向けて、論理的・客観的に多様な角度から検討できる思考力・判断力・表現力等の能力を修得したリーダーとしてグローカルに貢献できる。
中部大学で身につく汎用力
- 専門的知識・技能
- 思考力
- 国際的な視野
- 実行力
③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度
「環境生物学」に関わる知識・技能を活用できる専門職業人・有識社会人として、多様な人間と協働で問題解決できる知識・技能・行動力を有する。生涯を通じて、自立した学習により生物多様性を担保した持続可能な社会の実現に貢献できる。
中部大学で身につく汎用力
- 専門的知識・技能
- 自立心
- 学び続ける能力
- 多様性
④あてになる人間として実行する姿勢
グローカルな視点から、生物多様性を担保した持続可能な社会の実現のための問題抽出、解決策を立案できる。多様な主体(行政、企業、民間団体等)と協働して取り組むことができる。
中部大学で身につく汎用力
- 国際的な視野
- 協調性・協働性
- 実行力
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」
方針概要
環境生物科学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、全学共通教育科目、応用生物学部共通教育科目、環境生物科学科専門科目および環境生物科学科関連科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともに、カリキュラムマップ、カリキュラムツリーによってカリキュラムの体系を明確にしている。
①教育内容・編成方針
(1)生物学、化学を中心とした自然科学の基礎科目を1年次に配置し、「環境生物学(生物、環境、その関連性)」に関する知識・技能修得の基盤を身に付け、以降の方向付けができるようにしている。
(2)2、3年次に履修する科目は、「環境生物学」に関わる専門職業人や有識社会人として活躍するために求められる知識・技能、スキル、調査・情報収集力、課題設定力を獲得できるよう体系的に配置し、自らのキャリア形成ができるように「環境生物科学コース」、「応用動物科学コース」の2つのコースを履修モデルとして示して推奨選択科目を明示している。
(3)4年次に履修する「卒業研究」は、「環境生物学」に関わる専門職業人や有識社会人として、それぞれに求められる知識・技能、スキル、調査・情報収集力、課題設定力を身につけられるよう体系化している。
(4)「環境生物学」に関する知識・技能を基礎とした生物多様性を担保した持続可能な社会の実現に向けて、論理的・客観的に多様な角度からグルーカルに検討できる思考力・判断力・表現力等の能力を修得し、主体性をもち多様な人と協働し、生涯を通じて学び続けることのできる能力・態度が育成できる科目を配置している。
②教育方法
(1)各科目は、専門的知識・技能以外にも、思考力、自立心、協調性・協働性(公益心)、実行力が身につくような教育方法を実施する。
(2)各学年次に指導教授制を敷くとともに、出席状況、成績などの学生カルテを活用して学部教員が問題を共有し、ディプロマ・ポリシーの実現を図る。
(3)実践的(アクティブラーニング、フィールドワーク)の要素を多く取り入れ、主体的な学の力を伸ばす。
③教育評価
(1)各科目の達成目標に対する「身につく汎用力」の到達度を評価する。
(2)知識・技能以外の思考力、自立心、協調性・協働性(公益心)、実行力についても能力修得の達成度を評価し、未達成の部分は補充指導・強化する。
(3)4年間の学修成果を「卒業研究」で行い、各学科教員全体で評価し、ディプロマ・ポリシーに定めた能力が修得されているかを判断する。
アドミッション・ポリシー(AP)
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。
求める人間像1
(1)本学の建学の精神および基本理念を理解するとともに、主体性を持って多様な人間と協働し、持続可能な社会実現に必要な環境・生物に関して学び続ける意欲がある。
求める人間像2(知識・技能)
(2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
(3)バイオサイエンスとバイオテクノロジーを基礎とした環境・生物を学ぶための基礎的な学力を有している。
求める人間像3(思考力・判断力・表現力)
(4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
(5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。
求める人間像4(主体性・多様性・協働性)
(6)バイオサイエンスおよびバイオテクノロジーを応用した環境生物学に強い関心と高い学習意欲をもち、環境評価や環境問題の解決に関わる領域を通して社会に貢献する意欲がある。
身につけておくと望ましいこと
高等学校の生物・化学の基礎知識を習得し、環境・生物に関連する自然科学分野の文章読解力、作文能力を身につけておくことが望まれる。