2014年度 都市建設工学科 卒業
2016年度 建設工学専攻 博士前期課程 修了

橋梁分野で社会基盤を支える
現在、私は建設コンサルタントとして、橋梁に関する設計業務に携わっています。主な業務は、新設橋梁の設計に加え、既設橋梁の補修設計や点検業務などです。特に近年は、老朽化したインフラの維持管理が求められており、既設構造物の補修・補強に関わる機会が多くなっています。
橋梁は人々の生活や物流を支える重要な社会基盤であり、その安全性を確保することは非常に重要です。自分が携わった設計によって構造物の安全性が向上し、長く使われ続けることに大きなやりがいを感じています。一方で、既設構造物は一つとして同じ条件のものがなく、状況に応じた最適な対策を検討する必要があるため、難しさと責任の大きさも日々実感しています。
学生時代の経験が今の仕事に活きる
学生時代は地盤研究室に所属し、亜炭廃坑によって生じる地下空洞や、その風化に伴う強度低下に関する研究に取り組みました。研究を進める中で、現象を正しく理解するために試行錯誤を重ね、データをもとに論理的に考える力や、粘り強く課題に向き合う姿勢を身につけることができました。
これらの経験は現在の業務においても非常に役立っています。設計では、限られた条件の中で最適な解を導き出すための論理的思考が求められ、思い通りに進まない場面でも粘り強く検討を続けることが重要です。学生時代に培った力が、社会に出てからの基盤になっていると感じています。
これから学ぶ皆さんへ
都市建設工学科で学ぶ内容は、橋梁や道路、河川や水道といった社会基盤を支える重要な分野です。土木の仕事には、行政、設計、施工など様々な役割があり、それぞれが連携することで社会インフラが成り立っています。
その中でも建設コンサルタントは、構造物の安全性や機能性を考え、それを形にする役割を担っています。設計分野に興味がある方は、インターンシップなどを通じて実際の業務に触れてみることをおすすめします。私の勤務する会社でもインターンシップを実施しており、実務に近い形で設計の仕事を体験することができますので、ぜひ参加をご検討ください。