3つのポリシー 人文学部 歴史地理学科(2023年度以前入学生対象)

お知らせ

    ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」

    カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」

    アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」

    ディプロマ・ポリシー(DP)

    方針概要

    歴史地理学科の課程を修め、必修等の条件を満たした124単位を修得し、あらゆる事象や問題を歴史的経緯と地理的視野をあわせて総合的に考察し、現代を生きぬくために必要な深い洞察力と見識を身に付けた人物として、以下に示した力を身に付けたものに対し学位を授与する。

    ①社会で必要とされる知識・技能

    他者から学ぶ柔軟な傾聴・受信力をもって、歴史的経緯と地理学的視点から、過去および現在の様々な事象や問題についての深い知識を身に付け、ICT活用力によってその知識を分析、整理、統合する技能を駆使することができる。

    ②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力

    過去および現在の様々な事象や問題について、歴史的経緯と地理学的視点から、調査・分析する企画・計画力、クリティカル思考力を身に付け、高いコミュニケーション力、プレゼンテーション力をもってその成果を社会に提供することができる。

    ③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度

    歴史的経緯と地理学的視点から、過去および現在の様々な事象や問題を客観的に把握し、深い自己理解力と高いディスカッション力をもって他者と協働し、社会に貢献する姿勢をもつことができる。

    ④広い関心・自律的意欲

    各地域の様々な過去および現在の事象に広く関心をもち、歴史的経緯や地理学的視点に即して自ら深く探求できる課題設定力、調査・情報収集力を身に付け、その課題を解決するための意欲をもつことができる。

    カリキュラム・ポリシー(CP)

    方針概要

    歴史地理学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、全学共通教育科目、人文学部共通教育科目、歴史地理学科専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともにカリキュラムマップによってカリキュラムの体系やコースの意味を明確にしている。

    本学科では、以下の2つの教育内容のコースを配置している。
    【歴史学コース】歴史学と地理学を共に学び、歴史学を専門的に学修する。
    【地理学コース】歴史学と地理学を共に学び、地理学を専門的に学修する。

    ①教育内容

    (1)現代社会の事象や問題を歴史学的、地理学的視点から考察し、様々な文章及び史資料から情報を読み取る知識・技能を修得するために、コース別に傾聴力・受信力、ICT活用力が獲得できる科目を体系的に配置している。
    (2)現代社会の事象や問題を歴史学的、地理学的視点から考察し、解決方法を示す思考力・判断力・表現力を修得するために、コース別に企画・計画力、クリティカル思考力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力が獲得できる科目を体系的に配置している。
    (3)史資料の保存・活用や地域の状況把握・活性化などの諸活動に関心をもち、様々な問題を解決する社会人として協働して学ぶ態度・社会に貢献する姿勢の修得のために、コース別にディスカッション力、自己理解力が獲得できる科目を体系的に配置している。
    (4)歴史学的・地理学的センスを身に付けた社会人としての広い関心・自律的意欲を修得するために、コース別に課題設定力、調査・情報収集力が獲得できる科目を体系的に配置している。

    ②教育方法

    (5)各科目はディプロマ・ポリシーで定めた身に付けるべき力のうち、2つの力が付くような教育方法を実施する。
    (6)指導教授制を敷くとともに、学生カルテを活用して、各学科教員が問題を共有して、ディプロマ・ポリシーの実現を図る。
    (7)主体的に問題解決に取り組める力を育むため、アクティブラーニング(実践的活動を通しての学修)の要素を多く取り入れる。特に、フィールドワークや史料読解の演習では、その要素を重視する。
    (8)少人数ゼミで、きめ細やかな教育、手厚い個別指導を行う。

    ③教育評価

    (9)各科目で達成目標・到達点を明確にし、学生の伸びを評価する。
    (10)各科目で定めた、身に付けるべき力の達成度を評価し、未達成の部分は補充指導・強化する。
    (11)学期途中で形成的評価を行い、フィードバックし、学修、教え方の両面を調整する。
    (12)4年間の学修成果を卒業研究(アクティブラーニング)で行い、ディプロマ・ポリシーが実現できたかどうかを判断する。

    アドミッション・ポリシー(AP)

    入学選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

    本学科は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。

    求める人間像 1

    (1)本学の建学の精神および基本理念を理解し、主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける意欲がある。

    求める人間像 2(知識・技能)

    (2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
    (3)歴史や地理をはじめ人間や文化を学ぶために必要な基礎的な学力を有し、知識の応用力・論理的思考力などを身に付けている。

    求める人間像 3(思考力・判断力・表現力)

    (4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
    (5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。

    求める人間像 4(主体性・多様性・協働性)

    (6)歴史や地理をはじめ人間や文化に強い関心と高い学習意欲をもち、歴史学・地理学の専門知識と研究方法を活かすことのできる領域を通して社会に貢献する意欲がある。

    高等学校段階までに身につけてほしいこと

    • 国語、英語、社会の教科書を復習し、内容の理解を深めておくことが望まれる。
    • 国語では、語彙を増やし、古典・漢文も復習することが望まれる。
    • 英語では、基本的な文法を復習・習得し、単語・熟語の語彙を増やしておくことが望まれる。
    • 社会では、特に地理あるいは歴史の教科書の基本知識を十分に理解しておくことが必要である。
    • 地理あるいは歴史について自分の興味ある内容を積極的に説明できることが望まれる。

    一般選抜(前期入試、共通テスト利用方式、共通テストプラス方式、後期入試)

    (7)上記の(3)、(4)を重視し、書類審査、個別筆記試験、大学入学共通テスト等によって選抜します。

    総合型選抜(ポートフォリオ入試、同窓生推薦入試、特別奨学生入試)

    上記の)、(3)~(7)を重視し、書類審査、ポートフォリオ審査、学力検査、小論文、講義・実習・演習、面接等によって選抜します。

    学校推薦型選抜(一般推薦入試、指定校推薦入試、併設校推薦入試、特技推薦入試)

    上記の(1)、(2)、(5)、(6)を重視し、書類審査、小論文、面接等によって選抜します。

    その他の選抜(特別選抜入試〔海外帰国子女・外国人留学生・社会人〕、編入学試験)

    上記の(1)、(3)~(6)を重視し、書類審査、小テスト、小論文、面接等によって選抜します。

    中部大学について