ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」
ディプロマ・ポリシー(DP)
方針概要
国際学科の課程を修め、必修等の条件を満たした124単位を修得し、国際化する社会の様々な現場で活躍できる能力を身に付けた有識社会人として、次の力を付けた者に対し学位を授与する。
①社会で必要とされる知識・技能
世界各国・地域の人々の生活や社会制度に関する幅広い知識と、英語・中国語をはじめとする語学力と共に、傾聴・受信力、クリティカル思考力、コミュニケーション力を身に付け、環境の変化に柔軟に適応しながら、自らの意見を述べ、行動することができる。
②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力
文化や制度の多様性についての理解と、教員・学生との意見交換や討論を通じて獲得したコミュニケーション力、プレゼンテーション力、課題設定力、企画・計画力、クリティカル思考力により、自らが直面する諸問題を正確に分析し、適切に対処することができる。
③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度
異なる言語や文化的背景を持つ他者と自己との比較により得た自己理解力、コミュニケーション力、ディスカッション力、傾聴・受信力を活用し、多様な価値観を尊重しながら自らの主体性を損なうことなく、新しい物事や方法論を創出することができる。
カリキュラム・ポリシー(CP)
方針概要
国際学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、全学共通教育科目、学科基礎科目、学科専門科目、学科応用科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともにカリキュラムマップによってカリキュラムの体系を明確にしている。
①教育内容
(1)学科基礎科目には、以降の学修の基盤となる導入科目、エリアごとに世界を学ぶ地域研究科目、国際英語科目、中国語科目、地域言語科目を配当し、コミュニケーション力、傾聴・受信力、クリティカル思考力の基盤形成を可能としている。
(2)学科専門科目には、政治経済・多文化共生・世界と日本に関する専門科目と、ビジネスシーンで活用できるアドバンスト英語・中国語科目を配当、より高度なコミュニケーション力、傾聴・受信力、クリティカル思考力を獲得できる科目配置を行っている。
(3)学科応用科目には、教員や他の学生との協働によるプロジェクトや演習、海外留学、フィールドワーク、インターンシップ等の学外活動に関する科目を配当し、自己理解力、課題設定力、企画・計画力、ディスカッション力の向上を可能としている。
(4)卒業研究では、これまでに獲得した能力のすべてを最大限に活用し、主に論文形式による成果物を作成、提出する。この過程を通じて、社会で活用できる総合的な実践力を身に付け、本学科のディプロマ・ポリシーが掲げる要件を満たしていく。
②教育方法
(5)各科目では、重視しているコミュニケーション力、プレゼンテーション力、ディスカッション力、課題設定力、傾聴・受信力、クリティカル思考力のうち、2つの指定した力が身に付くような教育方法を実施する。
(6)指導教授制、学生カルテの活用とともに、各学期に配当した演習等により、入学から卒業まで少人数教育を実施することで、教員が学生個々のキャリア形成も見据えた学修上のニーズを共有し、ディプロマ・ポリシーの実現を図る。
(7)主体的な学びの力を伸ばすために、実践(アクティブラーニング)の要素を多く取り入れる。
③教育評価
(8)各科目で達成目標・到達点を明確にし、学生の伸びを評価する。
(9)人間力を評価し、足らない部分は指導・強化する。
(10)4年間の学修成果を卒業研究(アクティブラーニング)で行い、学科教員全体で評価し、ディプロマ・ポリシーが実現できたかどうかを判断する。
アドミッション・ポリシー(AP)
入学選抜の方針(アドミッション・ポリシー)
本学科は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。
求める人間像 1
(1)本学の建学の精神および基本理念を理解し、主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける意欲がある。
求める人間像 2(知識・技能)
(2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
(3)国際関係や他文化を学ぶために必要な基礎的な学力を有し、知識の応用力・論理的思考力などを身に付けている。
求める人間像 3(思考力・判断力・表現力)
(4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
(5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。
求める人間像 4(主体性・多様性・協働性)
(6)世界各国・地域の人々の生活や社会制度、英語や中国語などの外国語、国際関係に強い関心と世界の動きを多面的に理解する学習意欲をもち、積極的に他者とコミュニケーションを図り、多文化共生社会や国際政治・国際経済・国際協力に関わる分野で社会に貢献しようとする意欲がある。
高等学校段階までに身につけてほしいこと
- 国語・社会・英語についての基礎学力を有し、政治経済や倫理社会などにも意欲をもって取り組んでおくことが望ましい。
- 外国語の運用能力(実用英語技能検定準2級程度、中国語検定4級、漢語水平考試(HSK)3級、ハングル検定4級相当など)を備え、さらに高めることに意欲的であることが望ましい。
一般選抜(前期入試、共通テスト利用方式、共通テストプラス方式、後期入試)
上記の(3)、(4)を重視し、書類審査、個別筆記試験、大学入学共通テスト等によって選抜します。
総合型選抜(ポートフォリオ入試、同窓生推薦入試、特別奨学生入試)
上記の(1)、(3)~(6)を重視し、書類審査、ポートフォリオ審査、学力検査、小論文、講義・実習・演習、面接等によって選抜します。
学校推薦型選抜(一般推薦入試、指定校推薦入試、併設校推薦入試、特技推薦入試)
上記の(1)、(2)、(5)、(6)を重視し、書類審査、小論文、面接等によって選抜します。
その他の選抜(特別選抜入試〔海外帰国子女・外国人留学生・社会人〕、編入学試験)
上記の(1)、(3)~(6)を重視し、書類審査、小テスト、小論文、面接等によって選抜します。