3つのポリシー 生命健康科学部 保健看護学科(2023年度以前入学生対象)

お知らせ

    ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」

    カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」

    アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」

    ディプロマ・ポリシー(DP)

    方針概要

    保健看護学科の課程を修め、必修などの条件を満たした130単位を修得し、ヘルスプロモーションの理念に基づき対応できる高度な専門性を備えた看護師・保健師および養護教諭として、以下に示す力を身に付けたものに対し学位を授与する。

    ①社会で必要とされる知識・技能

    看護の知と技の修得により、調査・情報収集力、課題設定力、ICT活用力を獲得し、人々の健康と生活に関する問題に対して、科学的根拠をもとに判断し解決できる。

    ②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力

    自律性を高め、保健・医療・福祉チームにおける多職種との協働の重要性を理解し、ディスカッション力、プレゼンテーション力、企画・計画力、クリティカル思考力を身に付け、人々の健康に関する問題に対して、科学的根拠をもとに判断し解決できる。

    ③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度

    命の尊厳を理解し、心のふれあいを重視し、自己啓発力を高める中で、コミュニケーション力、自己理解力を身に付け、多様な価値観をもって社会で生活する人々の尊厳と権利を擁護できる。

    カリキュラム・ポリシー(CP)

    方針概要

    保健看護学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、全学共通教育科目、学部共通科目、生命健康科学基盤科目、学科専門科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともにカリキュラムマップによってカリキュラムの体系やコースの意味を明確にしている。本学科では、看護師国家試験受験資格を得ることができ、さらに、それぞれ別に定める所定の科目を履修することで保健師国家試験受験資格と養護教諭一種免許状が取得できるコースがある。

    ①教育内容

    (1)1年次に人体の構造、機能、疾病と、看護介入科目の基礎を修得する。2年次に人の発達段階と健康段階に応じた看護の知識を修得する。3年次に看護の専門的技術を修得する。3年次後半から4年次に、保健・医療・福祉施設の臨地実習を行い実践能力を修得する。
    (2)看護の基盤となる、幅広い教養と専門的知識・技能を修得し、人々の健康と生活に関する問題に対して、科学的根拠をもとに判断し解決できるために、調査・情報収集力、課題設定力、ICT活用力が獲得できる科目を体系的に配置している。
    (3)看護専門職者として、自ら考え実践する自律性を養い、同時に、保健・医療・福祉チームにおけるコラボレーションの重要性を理解する中で、ディスカッション力、自己理解力、企画・計画力、クリティカル思考力を身に付けるために科目を配置している。
    (4)ケアとキュアに対応する看護職になるための科目を配置している。看護に必要な科学的知識を修得し、命の尊厳と心のふれあいを重視し、コミュニケーション力を身に付け、社会で生活する人々の尊厳と権利を擁護できる看護職の育成を目指して科目を配置している。

    ②教育方法

    (5)全学共通教育科目では、広い教養と豊かな人間性について学修する。学部共通科目と生命健康科学基盤科目では、人体の構造、機能、疾病および保健医療に関する知識を学修する。学科専門科目は看護学専門領域の知識と技術、人間関係、看護倫理などを学修する。
    (6)保健・医療・福祉機関での臨地実習により、社会で活動する専門家やサービスを受けている患者など様々な人々と接する機会を持つことで実践的な能力を高めていく。また災害時や国際的な活動をめざした科目を学修することで視野を広げる。
    (7)学生は主体的に学修計画を立案し、自律的な学修によって社会の期待に応えられる看護職者に育つことが期待される。本学科では「保健看護学科教育目標形成評価表」を用いて、学生の成長・発展を段階的に確認し、指導教授を中心とした学修支援を行う。
    (8)国家資格に必要な専門的知識を1年次から段階的に学べるようにカリキュラムが組まれている。3年次、4年次では国家試験対策講義および国家試験関係のテストを計画的に行い、自己評価と関係教員との面接を活用して、学修計画の立案を行う。

    ③教育評価

    (9)講義・演習においては各教科の達成目標・到達点を明確にし、学生の成長を客観的に評価する。
    (10)実習については、出席状況、実習記録の内容と提出状況、実習への取り組み、実習態度などから総合的に評価する。
    (11)卒業研究では、主体的に文献検索と文献の検討、研究論文のクリティーク(評論)、論文の作成と発表を行い、課題設定力、プレゼンテーション力、調査・情報収集力、ICT活用力などからディプロマ・ポリシーが実現できたかどうか総合的に評価する。

    アドミッション・ポリシー(AP)

    入学選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

    本学科は、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。

    求める人間像 1

    (1)本学の建学の精神および基本理念を理解し、主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける意欲がある。

    求める人間像 2(知識・技能)

    (2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
    (3)ひとの尊厳と権利、ひとの暮らしと健康の分野を学ぶために必要な基礎的な学力を有し、知識の応用力・論理的思考力などを身に付けている。

    求める人間像 3(思考力・判断力・表現力)

    (4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
    (5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。

    求める人間像 4(主体性・多様性・協働性)

    (6)ひとの尊厳と権利、ひとの暮らしと健康に強い関心と高い学習意欲をもち、看護の専門職として他職種と協働し社会に貢献する意欲がある。

    高等学校段階までに身につけてほしいこと

    • 人体のしくみを理解するうえで必要な生物・化学の基礎を身につけることが望まれる。
    • 人の健康と生活に関わる保健・家庭等の科目の内容の理解も必要となる。
    • 筋道の立った文章表現ができる国語力の獲得が望まれる。
    • 看護実践をするうえで必要となる数学の基礎の習得も望まれる。
    • 対象・場面に即した言葉遣いと基本的な礼儀・マナーの習得が望まれる。

    一般選抜(前期入試、共通テスト利用方式、共通テストプラス方式、後期入試)

    上記の(3)、(4)を重視し、書類審査、個別筆記試験、大学入学共通テスト等によって選抜します。

    総合型選抜(ポートフォリオ入試、同窓生推薦入試、特別奨学生入試)

    上記の(1)、(3)~(6)を重視し、書類審査、ポートフォリオ審査、学力検査、小論文、講義・実習・演習、面接等によって選抜します。

    学校推薦型選抜(一般推薦入試、指定校推薦入試、併設校推薦入試、特技推薦入試)

    上記の(1)、(2)、(5)、(6)を重視し、書類審査、小論文、面接等によって選抜します。

    その他の選抜(特別選抜入試〔海外帰国子女・外国人留学生・社会人〕、編入学試験)

    上記の(1)、(3)~(6)を重視し、書類審査、小テスト、小論文、面接等によって選抜します。

    中部大学について