ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」
ディプロマ・ポリシー(DP)
方針概要
現代教育学部の課程を修め、必修等の条件を満たした124単位を修得し、未来を担う子どもたちを託せる教育実践力と人間性を備えた保育者・教育者として、以下に示した力を身につけた者に対し学位を授与する。
①社会で必要とされる知識・技能
グローバル化・流動化する社会の変化に対応できる豊かな教養と、教育・保育に関する専門的な知識・技能を併せもち、直面する課題を明確化する調査・分析能力に裏打ちされた課題解決型の思考力を身につける。
中部大学で身につく汎用力※
- 豊かな教養
- 専門的知識・技能
- 思考力
- 国際的な視野
- 「中部大学で身につく汎用力」について
本学では、建学の精神として「不言実行、あてになる人間」を掲げています。その基本理念(中部大学は、「不言実行、あてになる人間」を信条とし、豊かな教養、自立心と公益心、国際的な視野、専門的能力と実行力を備えた、信頼される人間を育成するとともに、優れた研究成果をあげ、保有する知的・物的資源を広く提供することにより、社会の発展に貢献します。)を踏まえ、「中部大学で身につく汎用力」(9つの能力で構成)を定めています。各科目においては、9つの能力のうち、それぞれ関連性の高い能力が紐づけられており、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた目標を達成するために、体系的な科目編成がなされています。また、科目間の関連や科目内容の難易度を表す「科目ナンバリング」を行うとともに、「カリキュラム・マップ」、「カリキュラム・ツリー」によりその体系性を明らかにしています。
②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力
教育・保育それぞれの領域で必要とされる専門的な知識・技能を自分自身のライフステージに応じて探求し吸収する力を高めると同時に、多様な人々と協働してより良い社会を構築するために必要な思考力や協調性、並びに表現力を高める。
中部大学で身につく汎用力
- 思考力
- 多様性
- 協調性・協働性
③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度
自己と他者の相互理解を基盤とした協調性・協働性を高めるために、コミュニケーション能力およびカウンセリングマインドを身につけ、支え合い学び続けることができる。
中部大学で身につく汎用力
- 学び続ける能力
- 国際的な視野
- 協調性・協働性
④あてになる人間として実行する姿勢
教育・保育にかかわる諸活動は、次の時代を形成する重要な活動であるという自覚をもち、新時代を果敢に切り開く創造的な行動力を不断に高め続けることにより、協働する者から信頼を獲得することができる。
中部大学で身につく汎用力
- 自立心
- 学び続ける能力
- 実行力
カリキュラム・ポリシー(CP)
方針概要
現代教育学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、次のような教育内容のコースを配置して授業を実施し、教育評価を行う。ナンバリングとカリキュラムマップ、カリキュラムツリーによってカリキュラムの体系を分かりやすく示し、コースの意味を明確化する。
①教育内容・編成方針
(1)学修の基礎となる保育・教育学、教育心理学領域の履修を通して、幅広い知識を修得し、自らのキャリア形成の方向付けができるようにしている。
(2)保育・教育についての理論と技能を身につけた専門職業人として求められる知識・技能の修得のために、情報収集する能力、自ら課題設定できる能力、ICTを活用する能力を獲得できる科目を体系的に配置している。
(3)多様化する保育・教育の場で貢献するため、思考力・判断力・表現力等の能力が得られるように、自ら企画・計画する力、客観的な視点で判断・解決できる力を身につけられる科目を体系的に配置している。
(4)保育・教育のありかたについて、主体性をもち多様な人と協働して学ぶ態度を育成するために、多様な意見に対して受容・共感することを含めたコミュニケーション能力を身に付けた専門職業人となるべく、1年次から体系的・系統的に科目を配置している。
②教育方法
(1)アクティブラーニングの要素を多く取り入れ、主体的な学びの力を伸ばす。
(2)言語表現・芸術表現・身体表現の体系的な学びを通して、創造的な表現力の向上を図る。
(3)学外の教育・保育機関と連携して、正課・正課外において乳幼児・児童生徒と関わり、保育・教育実習や体験活動を通して個々の実践力の向上を図る学修を、1年次から4年次にかけて体系的に取り入れる。
③教育評価
(1)各科目の達成目標に対する「身につく汎用力」の到達度を評価する。
(2)学修の達成度を評価し、不足する部分は指導し、強化する。
(3)4年間の学修成果を卒業研究で集大成し、各学科教員全体で評価し、ディプロマ・ポリシーに定めた能力が修得されているかを判断する。
アドミッション・ポリシー(AP)
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。
求める人間像1
本学の建学の精神および基本理念を理解するとともに、主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける意欲がある。
求める人間像2(知識・技能)
高等学校で修得すべき基礎知識・技能を有している。
求める人間像3(思考力・判断力・表現力)
他者と協働して課題解決にあたる姿勢・意欲を持ち、大学で学ぶために必要な思考力、判断力、表現力、コミュニケーション力を身につけている。
求める人間像4(主体性・多様性・協働性)
乳幼児および児童生徒の保育・教育に強い関心と高い学習意欲をもち、保育や教育などの専門職業人として社会に貢献する意欲がある。