ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」
ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」
方針概要
変化する社会や世界の状況に目を向け、乳幼児の成長発達、保育・幼児教育のありかたについての理論と技能を身に付けた専門職業人となるべく、次に示す基礎的な能力・資質などを身につけた者に対し学位を授与する。
①社会で必要とされる知識・技能
異文化などを理解し、広い視野で社会をとらえる教養を基盤として、必要な情報を調査・収集し、選択・分析する力、修得した知識・技能をもとに、物事を観察・思考し、課題を設定する力を獲得し、乳幼児の成長発達、保育・幼児教育について、そのあり方を深く考え、創造的で質の高い実践を行うことができる。
中部大学で身につく汎用力※
- 豊かな教養
- 専門的知識・技能
- 思考力
- 国際的な視野
- 「中部大学で身につく汎用力」について
本学では、建学の精神として「不言実行、あてになる人間」を掲げています。その基本理念(中部大学は、「不言実行、あてになる人間」を信条とし、豊かな教養、自立心と公益心、国際的な視野、専門的能力と実行力を備えた、信頼される人間を育成するとともに、優れた研究成果をあげ、保有する知的・物的資源を広く提供することにより、社会の発展に貢献します。)を踏まえ、「中部大学で身につく汎用力」(9つの能力で構成)を定めています。各科目においては、9つの能力のうち、それぞれ関連性の高い能力が紐づけられており、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた目標を達成するために、体系的な科目編成がなされています。また、科目間の関連や科目内容の難易度を表す「科目ナンバリング」を行うとともに、「カリキュラム・マップ」、「カリキュラム・ツリー」によりその体系性を明らかにしています。
②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力
課題解決についての見通しを持ち、指導計画を立てる力、物事を客観的に観察・思考し、結論を導く力、ICT利活用力やプレゼンテーション力を身に付け、保育機関・家庭や地域・社会が求める多様な保育・幼児教育実践と支援に貢献することができる。
中部大学で身につく汎用力
- 専門的知識・技能
- 思考力
- 学び続ける能力
- 実行力
③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度
他者の気持ちや感情をくみ取り、意思疎通ができる力、テーマに沿って円滑に議論を進める力、他者の考えを正確に受けとめる力、自己理解力を活用し、保育・幼児教育のありかたについて、多様な人の立場を尊重し、協働で物事に対処できる。
中部大学で身につく汎用力
- 自立心
- 学び続ける能力
- 多様性
- 協調性・協働性
④あてになる人間として実行する姿勢
急速に変化する現代社会の中で、次世代を育成し、保護者や地域住民の支援をしていくための専門的知識や技能、倫理観を身につけ、他者と協調・協働して、保育・幼児教育現場で複雑化・多様化している課題の解決や地域・社会の発展に向けて、それら資質・能力を生かしていくことができる。
中部大学で身につく汎用力
- 専門的知識・技能
- 自立心
- 協調性・協働性
- 実行力
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」
方針概要
本学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、次のような教育内容のコースを配置して授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともに、カリキュラムマップ、カリキュラムツリーによってカリキュラムの体系、ならびにコースの意味を明確にしている。
幼児教育学科履修モデル
A:保育・幼児教育コース(保育士資格、幼稚園教諭免許状取得)
B:保育重点コース(保育士資格取得)
C:幼児教育重点コース(幼稚園教諭免許状取得)
①教育内容・編成方針
(1)学修の基礎となる保育・教育学、教育心理学領域の履修を通して、豊かな教養や国際的な視野、幅広い知識を修得し、自らのキャリア形成の方向付けができるようにしている。
(2)保育・幼児教育についての理論と技能を身に付けた専門職業人として求められる知識・技能の修得のために、必要な情報を調査・収集し、選択・分析する力、修得した知識・技能をもとに、物事を観察し、課題を設定する力、ICT利活用力を獲得できる科目を体系的に配置している。
(3)多様化する保育・幼児教育の場で貢献するため、思考力・判断力・表現力等の能力が得られるように、プレゼンテーション力、課題解決についての見通しを持ち、指導計画を立てる力、物事を客観的に観察・思考し、結論を導く力を身に付けられる科目を体系的に配置している。
(4)保育・幼児教育のありかたについて、自立心や公益心をもち多様な人と協調・協働して学ぶ態度、変化する社会に貢献できる実行力を育成するために、他者の気持ちや感情をくみ取り、意思疎通ができる力、テーマに沿って円滑に議論を進める力、他者の考えを正確に受けとめる力を身に付けた専門職業人となるべく、1年次から体系的・系統的に科目を配置している。
②教育方法
(1)アクティブラーニングの要素を多く取り入れ、主体的な学びの力を伸ばし、豊かな教養と学び続ける能力を育む。また、学修課題に合わせた適切な授業形態(講義、演習、実習など)を系統的に組み合わせた教育課程を展開することで学生の主体的な学びを促す。
(2)創造的表現力を高めるために、音楽・造形・身体・言語表現を体験的・統合的に学ぶ機会を取り入れる。
(3)正課・正課外教育において、保育・幼児教育の場で適用できる指導力・実践力を高めるため、幼稚園、保育所、子育て支援センター等の保育・幼児教育機関と連携を取りながら1年次から4年次まで系統的に体験的学修の機会を設ける。
③教育評価
(1)各科目の達成目標に対する「身につける汎用力」の到達度を評価する。
(2)各科目の評価を総合して、学修の達成度を総括的に評価し、不足する部分を重点的に指導・強化することで、学生一人ひとりのディプロマ・ポリシーの実現を図る。
(3)3年次のゼミナールでの研究成果を踏まえ、4年間の学修成果を卒業研究で集大成し、学科教員全体で評価し、ディプロマ・ポリシーに定めた能力が修得されているかを判断する。
アドミッション・ポリシー(AP)
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。
求める人間像1
(1)本学の建学の精神および基本理念を理解するとともに、主体性を持って多様な人間と協働し、乳幼児の保育・教育に関して学び続ける意欲がある。
求める人間像2(知識・技能)
(2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
(3)乳幼児の保育・教育に関わる領域を学ぶための基礎的な学力を有している。
求める人間像3(思考力・判断力・表現力)
(4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
(5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。
求める人間像4(主体性・多様性・協働性)
(6)乳幼児の保育・教育に強い関心と高い学習意欲をもち、幼稚園教諭・保育士・保育教諭などの専門職業人として社会に貢献する意欲がある。
身につけておくと望ましいこと
高等学校までの教育内容(国語の基礎知識、音楽・美術・保健体育に関する基礎技能など)を習得し、日常的な自己学習の習慣を身につけておくことが望まれる。自分の考えを伝えるための表現力と他者とのコミュニケーションをとる積極性が望まれる。