ディプロマ・ポリシー(DP):「修了認定・学位授与に関する基本的な方針」=「研究科・専攻が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針」
ディプロマ・ポリシー(DP)
Ⅰ.学則に定めた教育研究上の目的および学生便覧に掲げた学修教育目標のもとで以下能力を備えた人間を養成する。
博士前期課程
歴史学コース
世界的スケールで展開されてきた歴史的事象や日本国内において歴史的に繰り広げられてきた種々の現象に対して造詣が深く、社会や教育の場で知識を生かすことができる。
地理学コース
様々な地域的スケールで生じている社会、経済、文化的現象を空間的に理解・解釈できる能力を備え、その能力を社会や教育の場で生かすことができる。
博士後期課程
歴史学コース
世界的スケールで展開されてきた歴史的事象や日本国内において歴史的に繰り広げられてきた種々の現象を深く究明し、その研究成果を社会や教育の場で生かすことができる。
地理学コース
様々な地域的スケールで生じている社会、経済、文化的現象を空間的方法によって追究し、その研究成果を社会や教育の場で生かすことができる。
Ⅱ.Ⅰの能力を備えて卒業することを保証するための審査と審査の基準
博士前期課程
博士前期課程において作成された修士論文が、以下1~3の内容基準に照らし合わせて十分条件を満足していること。
- テーマ(問題)設定に論理的妥当性があり、テーマに適したデータ・資料が取り扱われている。
- 信頼できるデータ・資料をもとに分析・解釈が妥当性をもって行われている。
- 導き出された結論にオリジナリティがあり、学術的貢献度が高いと認められる。
博士後期課程
博士後期課程において作成された学位論文が、以下1~3の内容基準に照らし合わせて十分条件を満足していること。
- テーマ(問題)設定に論理的妥当性があり、テーマに即したデータ・資料が適切に取り扱われている。
- 信頼できるデータ・資料に対して専門的検討が加えられ、分析・解釈が妥当性をもって行われている。
- 導き出された結論にオリジナリティがあり、学術的観点から見て貢献度が特に高いと認められる。
カリキュラム・ポリシー(CP)
学修教育目標およびDPのもとで必要な教育カリキュラムの基本
国際人間学研究科歴史学・地理学専攻の教育研究上の目的に基づく学修教育目標ならびにそれに関わるディプロマ・ポリシーに鑑み、歴史学・地理学に関わる種々の課題を理論と実際の両面から思考し、また応用できる能力を養うため、以下の方針に従ってカリキュラムを編成する。
博士前期課程
以下科目を体系的に配置し、学修教育目標とディプロマ・ポリシーの総合的な達成を図るカリキュラムとする。
歴史学コース
- 日本の各時代史、世界の各地域史、社会経済、思想、文化、技術、美術の各歴史学科目、および歴史学研究
- 研究指導を中心とした特別研究科目
- 日本語論文の書き方を中心とする研究科共通科目
地理学コース
- 経済、歴史、都市、地理情報、都市政策、自然の各地理学科目、および地誌学、地理学研究
- 研究指導を中心とした特別研究科目
- 日本語論文の書き方を中心とする研究科共通科目
博士後期課程
以下科目を専門分野別に設定し、学修教育目標とディプロマ・ポリシーの総合的な達成を図るカリキュラムとする。
歴史学コース
歴史学の諸分野に関する専門研究演習科目
地理学コース
地理学の諸分野に関する専門研究演習科目
アドミッション・ポリシー(AP)
学修教育目標、DPおよびCPのもとで入学者に求める基本的な資質
国際人間学研究科歴史学・地理学専攻の教育研究上の目的に基づく学修教育目標と、ディプロマ・ポリシーを達成するためのカリキュラム・ポリシーのもとで学修できる以下の資質を備えた人物の入学を求める。
博士前期課程
- 世界各地で生起してきた歴史的事象や日本各地で歴史的に繰り広げられてきた種々の現象に対して興味があり、専門的な学問究明によって歴史的真実に迫りたいと強く思っている。
- 種々の空間的スケールで行われている人文現象あるいは自然的営力による諸現象に対して深い関心があり、学問的方法によって空間的現象のメカニズムを究明したいと強く思っている。
博士後期課程
- 世界各地で生起してきた歴史的事象や日本各地で歴史的に繰り広げられてきた種々の現象を学問的に研究する基本的能力が備わっており、最新かつ高度な分析方法によって研究内容を深め、学術的に貢献したいと強く思っている。
- 種々の空間的スケールで行われている人文現象あるいは自然的営力によって生起する地理的諸現象に対して学問的に取り組む基本的能力が備わっており、さらに高度な専門的手法を駆使して研究内容を深めたいと強く思っている。