ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」=「学部・学科が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」=「養成する人材像」
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」=「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」
アドミッション・ポリシー(AP):「DP・CPに沿った学生募集の方針と入学者選抜の方法」
ディプロマ・ポリシー(DP):「卒業認定・学位授与に関する基本的な方針」
方針概要
グローバルで高い教養を身に付け、「食」と「栄養」に関する高度な専門知識・技能と情報収集能力を備え、自律的に学び、「食」に関わる多様な課題の発見と解決を実践できる力を身につけた者に対し学位を授与する。
①社会で必要とされる知識・技能
「食のプロフェッショナル」として豊かな教養と必要な専門知識・技能を修得し、食を通してすべての人が豊かさを享受できる社会の実現に貢献できる。
中部大学で身につく汎用力※
- 豊かな教養
- 専門的知識・技能
- 「中部大学で身につく汎用力」について
本学では、建学の精神として「不言実行、あてになる人間」を掲げています。その基本理念(中部大学は、「不言実行、あてになる人間」を信条とし、豊かな教養、自立心と公益心、国際的な視野、専門的能力と実行力を備えた、信頼される人間を育成するとともに、優れた研究成果をあげ、保有する知的・物的資源を広く提供することにより、社会の発展に貢献します。)を踏まえ、「中部大学で身につく汎用力」(9つの能力で構成)を定めています。各科目においては、9つの能力のうち、それぞれ関連性の高い能力が紐づけられており、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた目標を達成するために、体系的な科目編成がなされています。また、科目間の関連や科目内容の難易度を表す「科目ナンバリング」を行うとともに、「カリキュラム・マップ」、「カリキュラム・ツリー」によりその体系性を明らかにしています。
②知識・技能を活用する思考力・判断力・表現力等の能力
(1)「食」に関わる課題の発見とその解決のために自ら考え、行動できる。
(2)国際的な視点で食に関わる研究や成果を俯瞰し、多くの情報を精査しながら正しい情報を発信できる。
中部大学で身につく汎用力
- (1)思考力、自立心
- (2)国際的な視野、実行力、専門的知識・技能
③主体性を持って多様な人間と協働し、学び続ける態度
個人や社会の多様性を理解すると同時に自らの目標と信念を持って、「食」の生産・製造から品質、栄養・機能まで目まぐるしく変化する「食」の諸問題の解決のために必要な知識を学び続け、多様な人と協働でき、柔軟に対応する能力を身につける。
中部大学で身につく汎用力
- 自立心
- 思考力
- 協調性・協働性
- 多様性
- 学び続ける能力
④あてになる人間として実行する姿勢
(1)「食」に関わる情報を収集し、自己の役割を認識しながら的確に諸課題に対処できる。
(2)目標設定と計画の実行のためにリーダーシップをとって行動することができる。
中部大学で身につく汎用力
- (1)自立心
- (2)実行力
カリキュラム・ポリシー(CP):「教育の実施に関する基本的な方針」
方針概要
食品栄養科学科食品栄養科学専攻では、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、全学共通教育科目、応用生物学部基礎科目、食品栄養科学科食品栄養科学専攻専門科目および関連科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を実施し、教育評価を行う。科目間の関連や科目内容の難易度を表現するナンバリングを行うとともに、カリキュラムマップ、カリキュラムツリーによってカリキュラムの体系を明確にしている。
①教育内容・編成方針
(1)「食」と「栄養」に関する基礎となる科目は1、2年次に配置し、化学、生物学を中心とした自然科学の基礎科目を学ぶとともに、「食のプロフェッショナル」として社会で必要とされる知識・技能の基盤を身に付け、豊かな教養、専門的知識・技能を身につけるようにしている。
(2)2、3年次に履修する科目は、知識・技能を活用する思考力・自立心、「食」に関わる課題の発見とそれを解決する力を養い、さらに国際的な視点で食に関わる研究や成果を俯瞰し、精査しながら正しい情報を発信するための国際的な視野、実行力、専門的知識・技能を獲得し、自ら考え、行動できるよう体系的に配置している。
(3)3、4年次に履修する科目は、食産業に従事する専門職業人や有識社会人として、「食」の生産・製造から品質、栄養・機能まで目まぐるしく変化する「食」の諸問題の解決のために、それぞれに求められる自立心、思考力、協調性・協働性、多様性、学び続ける能力を身につけられるように配置している。
(4)食産業に従事するための知識・技能を基に、自ら「食」に関わる情報を収集し、自己の役割を認識しながら的確に諸課題に対処する自立心、目標設定と計画の実行のためにリーダーシップをとって行動することができる実行力が育成できる科目を配置している。
②教育方法
(1)各科目は、知識・技能以外の複数の能力についても身につくよう、教育方法を配慮し実施する。
(2)各学年次に指導教授制を敷くとともに、出席状況や学修ポートフォリオなどを活用して学部教員が問題を共有し、ディプロマ・ポリシーの実現を図る。
(3)実践的要素(アクティブラーニング)を多く取り入れ、主体的な学びの力を伸ばす。
③教育評価
(1)各科目で達成目標・到達点を明確にし、学生の伸びを評価する。
(2)知識・技能以外の能力修得についても達成度を評価し、未達成の部分は補充指導・強化する。
(3)4年間の学修成果のまとめを「卒業研究」で行い、学科教員全体で評価し、ディプロマ・ポリシーに定めた能力が習得されているかどうかを判断する。
アドミッション・ポリシー(AP)
卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)および教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)に定める教育を受けるために必要な、以下の「求める人間像」を備えた人を求めます。
求める人間像1
(1)本学の建学の精神および基本理念を理解するとともに、主体性を持って多様な人間と協働し、バイオサイエンスを基盤とした食と栄養に関する科学に関して学び続ける意欲がある。
求める人間像2(知識・技能)
(2)高等学校の教育内容を幅広く学修している。
(3)「食」や「栄養」に関わる分野を学ぶための基礎的な学力を有している。
求める人間像3(思考力・判断力・表現力)
(4)基礎学力を応用する力やものごとを論理的に思考する力を有している。
(5)自分の考えを伝えるための表現力・コミュニケーション力を有している。
求める人間像4(主体性・多様性・協働性)
(6)「食」や「栄養」に強い関心と高い学習意欲をもち、食品科学と栄養科学に関わる領域を通して社会に貢献する意欲がある。
身につけておくと望ましいこと
高等学校の教育内容(特に国語、生物・化学、英語の基礎など)を理解し、日常的な自己学習の習慣を身につけておくことが望まれる。自分の考えを伝えるための表現力と他者とのコミュニケーションをとる積極性を身につけておくことが望まれる。