「Why?」私の指導戦略

お知らせ

    人文学部英語英米文化学科
    教授 グレゴリー・キング

    私は英語英米文化学科において、多くの英語科目を担当しており、それらは特に新1年生の科目である。毎年、入学してくる学生は、恐らく私の授業に出席し、驚くであろう。中学校や、高校で彼らが受けてきた授業と、私の指導法が違うからである。

    ここに、私が言語指導の際に使う主な戦略を挙げたいと思う。

    私は学生に考えさせることを常に心掛けている。そのために、私は頻繁に「Why?」と問いかける。 彼らの出した答えがなぜ正しいのかを問う。私は、彼らになぜそのように考えたのかを「考えて」ほしいからだ。分からないという回答は許可していない。彼らには理由を述べるよう促すことにしている。

    私はまた、学生自身にお互いの答えが正しいかチェックさせ、グループでディスカッションさせるようにしている。その際には、できる限り英語を使用するように励ましている。グループワークを通じて、クラスメートをより深く知ることができるし、お互いから学ぶこともあるだろう。ディスカッションが行われている間、私も教室内を回り、彼らの話し合いに参加している。

    授業外では、学生は英語の本を読まなければいけない形にしており、読んだ本に関するテストを各自インターネットで受けてもらい、本当に彼らがそれらの本を読解できたか確認できるようにしている。単語学習のためのプログラムもインターネットで行えるようにし、授業以外でのサポートも充実させるよう努めている。そういった背景からも、マルチメディア教室は、英語英米文化学科にとって不可欠な存在であることの理由の一つと言える。

    最後に、私は学生たちがお客さまに値すると考えている。私の仕事は、彼らが支払った学費に値するだけの学問上の知識を提供することである。その責任を果たすべく、これからも努めていきたい。

    ANTENNA No.116 (2013年6月)掲載

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